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DaiGoと張本さんの炎上の違い

これを書いている今現在、メンタリストDaiGoの生活保護、ホームレスを巡る発言と張本勲氏の女子ボクシングを巡る発言が炎上したため、2つを比較してみると、本質がまったく違うものに気づきました。

DaiGoの発言

YoutTubeで、生活保護に税金を使うくらいであればペットの殺処分しないように税金を使ってほしい、ホームレスはどうでもいい、という発言をしたようでこの時点でも叩かれていたけど、続く動画で自分のことを批判する人間よりも税金を多く納めているのだから、自分のほうがホームレスを助けてると発言してさらに炎上したようですね。
動画を見る気も起きないし、この手のYouTuber関係のやつは炎上すればするほどお金になるというとんでもない構造なのですが、まあ、これは世間の怒りを買うには十分ですね。

張本さんの発言

こちらはTVみていると、女子ボクシングに対して、こんなスポーツ好きな人いるんだねー、嫁入り前の若い女性が殴り合うのをみて楽しいかね、という発言があり、その場ではそのまま終わり、これに対して、番組終了後に関係団体がTBSへ抗議して、TBSが社長名義で謝罪して迎えた翌週の放送が昨日行われましたが、これがまた怒りに油を注ぐ内容でしたね。スポーツコーナーの冒頭に先週の報道に際して、寄りにもよって、まずはアシスタント的な役割の唐橋アナウンサーが謝罪文を読み上げて、それにかぶせる形で関口宏氏が軽い感じでその場で否定すべきでしたみたいなことをいった後で、張さんが誤解を招くような発言があり、今後は気を付けますというような形で謝罪。この流れがまずはダメだろってところですが、森喜朗氏の女性蔑視への謝罪とまったく同じ内容で本人は何がダメだったか分かってないのですよね。

両者の比較

DaiGoのほうは確信的にリバタリアンの発言で、自分の成功、すなわち、お金はすべて自分のもの、そこから国家が徴収した税金の使い方は払った人間が指定できるというスタンス。これの否定は30年以上議論されてる単純な議論で、その成功は単なる運です、以上なんですよね。これ、高校生くらいの哲学入門のネタとして使えるし、サンデル先生の本でも取り上げられそうな題材。

一方の張さんの発言はもう矯正できないし、しなくてもいいと思います。張さんはうちの祖母とほぼ同じ世代ですが、理解できないものできないし、個人的な信念を否定するのはその人を否定することに近いと思います。
今回は番組の仕切りが悪い。これ、関口さんがその場で張さんの発言に注釈いれておけば問題なかったはずなのですよね。それがだめでも、番組終了までに一言いれておけばよかったのに、それもできなかった。さらに、翌週のお詫びの第一声をアシスタントにやらせますか?不祥事を起こしたときに当事者か責任者でしょ、第一声はさ。ということでサンモ二の製作陣はダメですね。

まとめ

DaiGoの発言は典型的なリバタリアンの発言、張さんの発言は世代特有の発言で番組製作陣が悪いということですね。うーむ、DaiGoはいなくても困らないし、サンモ二はスポーツしか見ないけど、まあ無くてもいいかな。


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