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続 金魚への給餌について

極光金魚展です。いつもありがとうございます。

猫ちゃんは『おいで』と声をかけても、まず寄って来ませんが(自分ちの飼い猫の場合です。来ることもあります)金魚はどうでしょうか。

飼育者の方とお話をしていると、多くの方が『私が水槽に近寄ると、寄ってくるのよ』とか『水槽の近く通っただけでこっち来ますよ』等と仰います。

更に、『お父さんには来ないけど私には来るのよ!』とか、そういうのも何回も耳にしたことがあります。興味深いお話ですよね。


前回に続いて給餌についてなんですけど、先に結論というか、まあ自分はそう思ってるんですけど、多くの方が食べさせ過ぎてることが多いと感じています。量与えすぎです。

金魚かわいいですから、たくさんあげたくなる気持ちも、何度もあげてしまう気持ちも理解はできますよ。でも水が濁るとか、水槽からいやなニオイがするとか感じている方は、これから説明する給餌の手法を試してみてください。

金魚を呼びます。あなたがフードを持って水槽に近づいたら、金魚はおそらく寄ってきます。近くに来たら、なにか声をかけてあげても良いと思います。自分は、金魚は音(振動)に反応する生き物だと思っています。

そしてフードを、小さなお子さんに、はい、あーんして、と匙を口に運んで食べさせてあげるような気持ちで、数粒、金魚が頬張れるだけの量を与えてください。できたらモグモグしてるところを見て欲しいです。

それを数回、フードへの反応が鈍くなるまで繰り返します。自分の感覚だと2~4回位でしょうか。給餌を終えたとき、フードは水槽内に残りません。

一度にたくさん、水面に大きく広がるような量のフードは、食べるにしても時間がかかるし、少しずつ水に溶けていきます。

多分、どんどん味が落ちていくんじゃないかと思うんですよ。想像してみてください。あなたの大好きな食べものを、食卓いっぱいにぶちまけられて、さあ、たくさん食べなさい!と言われたとしたら。初めと終わり、味は一緒でしょうか。

あるいは、ちゃんと食器に載って目の前にあって、おかわりしたいと思ったら、また美味しく食べきれる量が、作りたての状態で出てくる。どちらが美味しく食べられるでしょうか。

食べきれず水に溶けてしまった飼料や、あるいは食べ過ぎて十分に消化できないままお尻から押し出された飼料(うんちとは呼びがたい物体です)はとても水を汚すのです。

給餌は、金魚との主なコミュニケーションですから、適切な給餌は、飼育される方の、より大きな喜びにもなるはずです。適量の食事と、きれいな水は金魚の快適な暮らしにも繋がります。

…というのが理想ですけど、たくさん飼育していたり、時間が無かったりしたら、そんなゆっくり給餌できないですよね。まあそういう方は、与える量を減らして、回数を増やす、というのもお薦めです。よかったらお試しください。

ちなみに、見出しの画像は、大好きな崎陽軒のシウマイ弁当の限定品『メガシウマイ弁当』弁当。食べ過ぎとわかっていても買わずにはいられませんでした。勿論全部食べました。反省しています。

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