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⑪臨床検査技師がFP3級に合格するまでの話(第11話)

前回から,問題集を解いてアウトプットする作業に移行しました.
今日も問題を解きながら勉強を進めていきます.
ただ,昨日の夜勤明けから寝不足を引きずっていて,とても眠いです…zzz
誤字脱字等,ご容赦ください.

学科②リスク管理

生命保険の契約者保護

・ソルベンジー・マージン比率:保険会社の保険金等の支払能力の指標
200%を下回る場合,早期是正措置の対象となる.
・生命保険契約者保護機構
国内すべての生命保険会社が会員として加入*.
*少額短期保険業者(少額・短期・掛け捨て/保険金上限1,000万円)や共済は未加入.
生命保険会社が破綻した場合に,責任準備金の90%までが補償される.
銀行窓口などで契約した個人年金保険も保護の対象となる.

保険業法と保険法

・保険業法
保険会社や保険募集人の業務監督について定める.
・保険法
契約当事者間の契約のルールについて定める.
・クーリングオフ
交付日・契約申込日のいずれか遅い方から8日以内書面により契約を撤回できる.
・保険業法では,基本的に「契約者の不利益になること」「契約者への特別扱い」は禁止されている.
・保険募集の代理
保険募集人が保険契約の承諾をすればその契約が成立する
・保険募集の媒介
保険募集人が保険契約の勧誘のみ行い,契約成立は保険会社の承諾に委ねる
・告知義務違反による契約解除
違反を知ったときから1カ月以内まで.

保険料の算定

大数の法則:数多くのケースを見ると一定の法則があること
収支相当の法則:保険料総額と保険金総額が等しくなるように保険料が算出されること
給付・反対給付金等の原則:損害保険の場合,保険料と事故発生時の保険金の期待値が等しいこと
・生命保険の保険料は,予定死亡率予定利率予定事業費率で算出.
・それぞれの利益は,死差益利差益費差益という.
純保険料は,保険金の財源となり予定死亡率予定利率により算出.
付加保険料は,保険の運営・維持費用となり予定事業費率により算出.

払済保険と延長保険

◎払済保険
現在契約している生命保険の保険料払込を中止し,その時点での解約返戻金をもとに,保険期間は変えず,同じ種類の保険(または養老保険等)に変更する.
◎延長(定期)保険
現在契約している生命保険の保険料払込を中止し,その時点での解約返戻金をもとに,保険金額は変えず,一時払の定期保険に変更する.(保険期間が短くなる
※いずれも,特約は消滅する.

生命保険の種類と特徴

◎終身保険:保険料払込期間が終わると保障が一生涯続く.
◎定期保険:いわゆる掛け捨ての保険.満期保険金はない
◎養老保険:死亡すると死亡保険金,満期まで生存すると死亡保険金と同額の満期保険金が支払われる(生死混合保険).

生命保険の特約

◎特定(3大)疾病保障定期保険特約
がん・急性心筋梗塞・脳卒中などで所定の状態と診断された場合に死亡保険金と同額の保険金が支払われる.保険金の支払いは1度のみ.特定疾病以外の事由による死亡でも死亡保険金が支払われる.
◎先進医療特約
療養を受けた時点で承認されている先進医療を受けた場合に給付される(契約時点ではない).※介護医療保険料控除の対象.
◎傷害特約
不慮の事故が原因で180日以内に死亡・高度障害・所定の身体障害に該当した場合に保険金が支払われる.
◎災害割増特約
災害や事故が原因で180日以内に死亡・高度障害になった場合に保険金が支払われる.
◎免責期間
がん保険やがん保証特約では,3か月(90日)の免責期間(待期期間)があり,免責期間内にがんと診断された場合は契約は無効となる.

地震保険

◎地震保険
・住居(店舗併用住宅)に使用される居住用建物家財が補償対象.
地震・噴火・津波とそれらを原因とする火災・損壊・埋没・流失の被害を補償する.
・火災保険に付帯して契約するし,保険金額は主契約である火災保険金額の30~50%の範囲内で決定する.
・保険金額は居住用建物で5,000万円家財で1,000万円を上限とする.
・現金,有価証券,価額が30万円を超える貴金属や絵画,自動車は補償対象外となる.
◎地震保険の基本料率
建物の構造所在地により決定される.建築年や耐震等級などによる最大50%までの4種類の割引がある(併用は不可).
◎損害区分と支払い割合

◎地震保険料控除
所得税:地震保険料の全額(上限:5万円
住民税:地震保険料の半額(上限:2万5,000円)

自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)

・対人賠償事故保険(対物事故は対象外)であり,運転者本人のケガ,自損事故は対象外.
・死亡事故では被害者1人あたり3,000万円,傷害事故では被害者1人あたり120万円(後遺障害の場合は75万円~4,000万円)が支払限度額となる.
・無過失責任(故意・過失の有無に関わらず責任を負う)に近い賠償責任を課している.

賠償責任保険

◎個人賠償責任保険
生計をともにする家族,ペットが起こした事故が補償対象となる.
人から預かったもの,業務上の事故,自動車の運転等の賠償責任は対象外.
◎生産物賠償責任保険(PL保険)
企業等が製造・販売したものに起因する損害賠償を補償する.
食品による食中毒,工事の不備が原因の事故などが補償対象となる.
◎受託者賠償責任保険
他人から預かったものに対する損害賠償責任を補償する.
◎施設所有(管理)者賠償責任保険
施設管理不備,従業員のミスによる損害賠償責任を補償する.
◎企業費用・利益総合保険
店舗や工場が火災など特定の事故により営業が中断するなどして,売り上げ・生産が減少した場合に,営業継続のための追加費用,利益の減少を補償する.

傷害保険

◎普通傷害保険
急激かつ偶然な外来の事故による傷害を補償する.家庭内,職場内,国内外問わず,補償対象とする.(病気,日射病,靴擦れ,疲労性腰痛,細菌性・ウイルス性食中毒などは対象外
◎家族傷害保険
普通傷害保険と同じ補償を,本人,配偶者,生計をともにする同居親族・別居の未婚の子も受けられる.
◎海外旅行(傷害)保険
海外旅行のために自宅を出発してから帰宅するまでのケガ,病気(細菌性・ウイルス性食中毒など)を補償する.地震・噴火・津波も補償の対象となる.
※国内旅行(傷害)保険では,地震・噴火・津波は補償対象外となる.


今日も朝からコメダ珈琲店にお邪魔して勉強させていただきました.
11時までにドリンクを注文すればモーニングが無料で付いてくるということもあり,2杯も頼んでしまいました…

たっぷりサイズのアイスコーヒーとCモーニング


次回,学科③金融資産運用へ続く

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