見出し画像

⑫臨床検査技師がFP3級に合格するまでの話(第12話)

5月の試験までほぼ1カ月となりました.
勉強時間足りてません!
もうやるしかないので,出来る限りのことはやろうと思います.
本日夜勤明けのため,誤字脱字等ご容赦ください.

学科③金融資産運用

【1】経済・金融の基礎知識

経済指標

◎国内総生産(GDP):国内で生産された財やサービスの付加価値の総額
☞名目GDP:物価変動を加味しない
☞実質GDP:物価変動を考慮する(取り除く)

◎景気動向指数
景気に対して,
・先行して動く
・一致して動く
・遅れて動く   の3系列に分類して算出する.
☞CI:景気変動の大きさやテンポを表す.一致指数の上昇景気拡張
☞DI:景気の各経済部門への波及度

◎全国企業短期経済観測調査(日銀短観)
日銀が年4回,約1万社を対象に短期の業況についてアンケートを実施.

◎消費者物価指数
一般消費者が購入する商品・サービスの価格変動を表した指数.
総務省が発表.

◎企業物価指数
企業間取引や貿易取引における商品の価格変動を表した指数.
原油価格などの商品市況,為替相場の影響は,消費者物価指数に先行して企業物価指数に反映.
日銀が発表.

◎マネーストック統計
政府や金融機関を除く団体や個人が保有する通貨量の残高を集計したもの.
日銀が毎月公表.

インフレ / デフレ

☞インフレーション:物価↑ 貨幣価値↓ 市中金利↑(資金需要の増大)
☞デフレーション:物価↓ 貨幣価値↑ 市中金利↓(資金需要の減少)

◎実質金利
名目金利(市中金利)からインフレ率を差し引いた金利のこと.
【実質金利=名目金利-インフレ率】
※デフレではインフレ率がマイナスとなる=実質金利>名目金利

金融政策と金融市場

◎マネタリーベース(日本銀行が供給する通貨のこと.)
=日本銀行券発行高+貨幣流通高+日銀当座預金
マネタリーベース↑⇒市場の資金量↑⇒市場金利↓(☜金融緩和政策)

◎公開市場操作
☞買いオペ:金融機関の有価証券の買い入れ⇒市場資金量↑⇒市場金利↓
☞売りオペ:金融機関への有価証券売却⇒市場資金量↓⇒市場金利↑

◎金融市場
☞短期金融市場
 ・インターバンク市場:コール市場など金融機関のみが参加可能
 ・オープン市場:一般企業も参加可能
☞長期金融市場
 ・証券市場:債券・株式

その他の金融規制法

◎貸金業法
個人向け貸付を利用する場合,原則,年収の1/3を超える借入はできない.
◎ゆうちょ銀行
預入限度額は2019年4月1日より,通常預金と定期預金はそれぞれ1,300万円まで,合計2,600万円万円までとなった.

【2】金融資産

元利合計額の計算

☞単利:元本に対して利子を計算する
 元利合計=元本×(1+利率×預入期間)
☞複利:元本+利子に対してさらに利子を計算する
 ✓半年複利
  元利合計=元本×(1+年利率/2)^年数×2
 ✓1年複利
  元利合計=元本×(1+年利率)^年数

債券の仕組み

償還期限(満期)まで保有すると額面金額で償還される.
☞利付債:定期的に利子が付く債券
 1年あたりの利子の割合=表面利率(クーポンレート)
☞割引債(アンダーパー発行)
 利子相当分を割り引いた価格で発行される債券

※長期債は金利変動の影響を受ける期間が長いため,債券価格の変動が大きくなる.
※市場金利が上昇すると,上昇前の低固定金利の債券は不人気となり価格が下落する.

◎債券の信用格付
☞投資適格債券:トリプルA(AAA)~トリプルB(BBB)
 信用リスクが低い=信用度が高い
☞投機的格付債券:ダブルB(BB)~シングルD
 信用リスクが高い=信用度が低い
(ハイイールド債・ジャンク債)

◎債券の利回り
購入価格に対する「利子+差益」の割合.
☞直接利回り:購入価格に対する年間の利子の割合
☞応募者利回り:発行時に購入し満期まで所有した場合の利回り
☞所有期間利回り:償還前に売却した場合の利回り
☞最終利回り:時価で購入し,満期まで所有した場合の利回り
最終利回り(%)=
(表面利率(%)+1年あたりの差益)/購入価格×100

個人向け国債

最低1万円から1万円単位で購入可能.最低0.05%の金利を保証.
発行後1年経過で換金が可能.利子の受取は年2回.
金利は以下の通り.
10年変動金利型:基準金利×0.66%
 半年ごとに金利見直し.
5年固定金利型:基準金利-0.05%
3年固定金利型:基準金利-0.03%
※特定公社債(国債や地方債)の利子は,20.315%の源泉徴収または申告分離課税*を選択可能.
*上場株式等との損益通算・繰越控除が可能になる.


夜勤明けでの勉強が辛くなってきましたので,本日はここまで.
次回,学科③金融資産運用のうち,株価指数や投資指標についてまとめていきたいと思います.
これらの内容は,普段の投資にとても参考になるかと思いますので,個別にまとめていきたいと思います.

それでは皆様,おやすみなさい…笑

次回,学科③金融資産運用【株価指数・投資指標】へ続く.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?