BTS(バンタン)に見るアイドルの「転換期」

〜読んでいただく前に〜
アイドルが好きな私がこれまでに様々なアイドルを見てきて、今バンタンに感じていることを書きたいなと思ったのでここに残してみようと思います。
これはあくまで私見であり正解も不正解もない、そんな内容です。
読んだ方が共感してれても、そうでなくても、その気持ちはあなただけのものであることを忘れず大切にしてください。


「アイドルの転換期」

常に最前線で売れ続けていくアイドルには「転換期」がある。
ただこの転換期は昔から応援してるファンにとっては辛い時期でもあり、よくある反応は昔の方がよかった、遠い存在になってしまった、大衆受けする歌や番組ばかりになった……とか。例えばこんな感じ。

そしてこの転換期は新しいファンが増える時期でもあり、昔から応援してきた人が離れてしまう時期でもある。
もちろん継続して応援し続ける人もいる。

(新規と古参という線引きは好きじゃないので、あまり言いたくないけど説明用語として使用します)
新規が増えると界隈に前とは少し違った空気が流れる。
それは簡単に言ってしまえば、母数が増えることで一部のモラルのない人が現れるからだ。
界隈にはマナーがありルールがある。でも母数が増えることでそれを破る人が現れて、制御が効かなくなる。

古参はファンダムが大きくなっていく混乱に加えて、今まで作り上げてきた「自分とアイドルとの大切な時間」を壊されたような気持ちになって傷つく。
たった一部の人の行動だけどそれが一括りにされてしまい、新規と古参の無駄な争いが生まれる。
私はこれを仕方ないと分かりつつも、とても無駄なことだと思っている。
ファン同士が揉めることなどアイドルは望んでいない。

転換期は、今までと少し違った動き(働き方)をしたりするから気持ちが不安定になったり、昔から応援してきた人は「温度差」みたいなものも感じるようになる。
実際私も経験した時は、気持ちがついていかなかった。
めまぐるしいスピードでリリースされるコンテンツ、物理的に大きくなる会場と遠くなる距離。
すぐそばにいたはずのアイドルにとり残されたように感じ、寂しさを感じる。


でも、それは違うのだということを伝えたい。
決してあなたは取り残されてなどいないから、悲しまないでと。

アイドルにとって転換期は本当に大切な時期で
バンタンは今まさにそれを迎えていると思う。

今、ぐっと耐えて乗り越えられるかどうかで今後も走り続けられるかが決まってくると思っている。

韓国のアイドルはただでさえ寿命が短い中、バンタンはそこを一つ乗り越えて、ここまで上ってきた。
法律のこともあるしこの先どうなるかなんて全く分からないけど、ここから10年走るためには「今」がすごく大事な時期じゃないかと思う。

もう一段階上にいくために彼らは今がんばっている。
だから決して遠くに行ってしまったわけではないし、誰かを見捨てたわけでもない。
寧ろ誰一人残すことなく、みんな未来へ連れて行きたいと思っていると思う。

言いたいことがあっても言えなかったり、もしかしたら彼らの本意じゃない仕事もしているかもしれない。(あくまで想像)
だけど彼らを見ているとスタッフも含めて、全員で同じ目標(目的)に向かって全力で走っているんだなと感じる。
叶えるためには諦めなければいけないものが生まれるのは必然で、今はまさに選別して仕事をしている最中だと思う。


何よりも「永くアイドルで在り続けるため」に
彼らは今走っている。


それを寂しいと感じることもあると思う。
そんなときは距離を置けばいい。
彼らはずっと待っていてくれるし、いつでもあの優しい笑顔で迎えてくれる。
決して彼らは誰かを見捨てたり、何かが変わってしまったわけではない。

だから彼らを責めるような言葉は、もう聞きたくないなと思う。
先を見据えて走る彼らに追いつけなくてもいいし、一緒に走れなくてもそれは何も悪いことじゃない。
彼らはそういう人たちを責めることはない。
だからこそファンも、今死にものぐるいでがんばる彼らを見守ることができたらなと思う。

私は一緒にいけるところまで走りたい。
悩みに悩んで一番いいと思ったものを選択して進んでいく彼らを見守り、応援していきたい。

今、大好きな人がアイドルでいてくれること。
それは当たり前じゃないことを忘れてはいけない。

でもアイドルでいてくれるこがどれだけ幸せなことかは、走り切ったあとにしか本当の意味では分からないだろうなと思う。



「転換期」これは最も人気になるグループが避けられない道。
逆を言えば、そんなグループしか通れない道だ。
だからこの時間も一緒に楽しみたい。
そんな風に思ってる。

きっと7人はこれからもっと素敵な世界を見せてくれる。
今から楽しみで仕方ない。
これから彼らとのどんな未来が待っているんだろうか。
わくわくしながら今日も一緒に走ってる。