死んでも夢女


戦国BASARAに登場する徳川家康が好きだ。お日様のように温かくて優しい偽善者な彼が大好きだ。最新ナンバリングである真田幸村伝が2016年に発売してから7年経つ。売れ行きが悪くプロデューサーが退社し、新作が発売することは極めて難しい事が嫌でも理解出来てしまい毎日苦しい。


私は二次元のキャラクターとの恋愛を妄想する夢女だ。夢女は人によって考え方が違うと思うが、私は家康と付き合っているわけではない。彼は全ての人に手を差し伸べる人間だが、わざわざ私を選び愛してくれるとは思っていないからだ。
「彼は優しいので私を見てくれるが私の気持ちには応えてくれない。私の片思い」だと思っている。実際に彼のような人間がいたところで私が選ばれるはずがないので当然である。


生きていると新たな作品が増え続けるし、もちろん好きなキャラクターも増える。だが私の心の中を大きく占めるのは家康だし、彼以上に好きになるキャラクターは今後現れないだろうと断言出来る。二次元キャラクターは綺麗なものだ。存在しないからこそ適度な距離が取れて私は夢女を続けられていると思う。私の存在を認知出来ずにいるからこそ彼にひたすら夢中でいれる。私のこの歪んだ感情は死んでも治らないだろう。

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