怖い先生の思い出

小学校の先生から大学時代に至るまで、とにかく「怖い先生」に当たることが何故だか多かった。当時はまだ体罰も普通にある時代ではあったが、学校は荒れてはなかったし、そこらじゅう怖い先生だらけだったというほどではなかったと思う。しかし俺は「あの先生だけは怒らせたらあかん」みたいに噂になる先生が担任になったりすることが多かった。小学校5ー6年の担任の先生はとにかく怒鳴る先生で、忘れ物とかするとブチ切れ言い訳すると更にブチ切れるのでとにかくいい子にしているしかなかった。通ってた塾の先生も宿題死ぬほど出すうえに宿題やってこないとどうなるかわかってるやろな!と普通に体罰やってくる先生だったので「宿題全部できない、どうしよう、でも休んだらもっと怒られる」と泣きながら親に助けを求めたりしていた。中学校時代は音楽の先生がひたすらめちゃめちゃ怖かったが、その先生が顧問のアンサンブル部に高校で入ってしまうのである(その後恩師になるのだが)。コンクールの練習は本当に理不尽だった。。卒業後にOB会で高校の練習訪ねたらめっちゃ優しくなっていてすごくびっくりした。大学では合唱団の練習指導してくれる先生がすごい短気でちょっとしたことで切れまくるのでいかに怒らせないようにするかひたすら気を遣っていた(後輩が怒らせたのをフォローするために話し合いしたりとか)。おかげでメールの礼儀やマナーはずいぶん向上したが、せんでもいい苦労をしていたような気はする。そんな俺が「他人にどう思われるかすごく気にするタイプ」になってしまうのは仕方なかったのではないか?それとも何でも意見をはっきり表明できるタイプの人は、怖い先生たちに叩かれ叩かれても気にせずどんどん進めるもんなんやろうか。そんな「怖い先生」たちと仲良く付き合うのが上手な同級生もいたりして、「どうやったらあんなふうに話せるんやろう、怖くないのかな」なんて思うこともあった。それは未だによくわからないが、俺ができてないことが何かあったんやろうなと思う。もっとうまく立ち回る方法はあったのかもしれないが、俺にはおそらくできなかった。相手の懐に入るのが下手すぎる。そんな俺もある種のタイプの先生方には気に入られるのが得意だったりするのだが、それが相性というものなのだろう。怖い=相性が悪いではないけれど、相性が悪い先生と仲良くしようと頑張るのは労多くして功少なしなので最近はあまり頑張らないようにしている。

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