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2015 1/29 「街の移り変わり」

うちの店の近所の「スティション」という市役所通り沿いのお店が取り壊されてました。
どのくらい前から営業されてたお店かわかりませんが、タイトルの写真からもわかるように昭和の香りが匂いたつお店でございました(笑)
24時間営業の喫茶店という、これまたかなり香ばしい営業をされているお店でしたが、知ってる方に聞くと他の離島から来たひとが宿泊代を安く済ます為にそこで寝てたり、単に飲み疲れた酔っぱらいが寝てたり、という簡易宿泊施設的な役割もあったみたい。
前にうちの並びにあったまんぷく食堂という山羊料理屋さんも(今の魚仁さんですね)朝まで営業されてて、やはりそういう感じがあったみたいで、明け方とかにお店に行くと入れ込みの座敷のお客さんが全員寝ていて、おまけに厨房のお店の人も寝ていたので、そのままそっと扉を閉めて帰ってきた(笑)とか、そういう話を聞いたことがあります。
十八番街にはまだもう一軒24時間営業の喫茶店がありますが、やっぱりこの辺はスナックや飲み屋も含め、やはり真夜中以降の街だったのかな、などと思ったりします。
今はうちの店も含め新しいお店が増えて、在りし日の十八番街とはだいぶ雰囲気も違ってきました。
十八番街に限らず昔の石垣島の景観を忍ばせる古いお店が無くなって新しいお店がどんどん増えて来ています。寂しく思う部分もありつつ、また、新しいお店が増えるのは楽しみでもあります。
石垣島では新しい店が増えてるとはいえ、飲食店界隈はまだ、そのほとんどが個人営業のお店なのがいいですよね。内地の大手外食チェーンなどがまださほど出店してないのがむしろ島の良さでしょう。
本島をドライブしてると目につくのはほとんど内地と変わらないチェーン店の看板ばかり。あれは結構残念な感じするもんなー。
ただ石垣島でも小売店では内地資本の大規模なお店の出店計画が次々と聞こえてきます。
石垣島が本島や内地の地方都市のようなきれいで清潔だけど、なんかつまらない街並みにならないようにするには、むしろ新しい個人営業の小さなお店がもっともっと増えて活性化してかないとね!

蛇足。
ここのランチのメニューが黒板に書かれて外に置かれてたんですが、大体毎日「焼肉」と「野菜炒め」なのね。
でなぜか、「焼肉」も「ヤキ肉」と表記してある。なんか「ヤギ肉」みたいに見える。なんであんな書き方なんだろ、ヤギ肉のヤキ肉なのかしらん、などとちょっと不思議に思ってた。
ある時ふと見たら今日のランチは「ヤギ汁」と「野菜炒め」になってる。
謎は解けました。
つまり、たまーにランチでも出すヤギ汁の、黒板を書き直す手間を省くための「ヤキ肉」だったのかと。肉を消して汁と書いてチョンチョンて。
無精にもほどがあるわっ!(笑)

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