似てない

どうも、ナカです。

前報にて、
「定量的に物事を表現したいんです」
という話をしました。

但し、全ての事象には長所と短所があるもので、
この理想の表現方法は一方で、

『圧倒的に話がつまらない』

という弱点があります。

例えば家族旅行から帰ってきて、
「旅行どうだった~?」
と聞かれた際に、
「う~ん、普段の家で過ごす休日の楽しさメーターがスコア:70とすると、3人の子どもを連れて大変だったから移動の面では50くらいで、前評判の高かった動物園は確かに良かったけど途中で子どもが二人同時に寝ちゃってしんどかったから60くらい。あ、でも夕食は値段の割りに見た目も味も良くて90くらい付けても良いね。これらを総合するとスコア:78くらいかな。」
とか言おうものなら、聞いている方は
「あ・・・うん・・・何かごめん。」
となるのである。

そう、聞いている側にとっては楽しさスコア:76と78の違いとか、どうでも良いようなのである。
そんな無駄な正確さよりも評価がプラス側なら「すっごい良かった!もう毎週行きたい!まだ行ったことないとか、人生損しとるけぇね!」だし、マイナス評価なら「ホンマ行かんばーよ!これなら家で終日三点倒立しといた方がまだマシだった!」の方が話として面白いのだ。

これまで、感情に訴えるとか、誇張して物事を伝えるとかいうことは、相手を騙しているようで極力避けてきたわけですが、「そんなくだらない正義より聞き手のJOYだろ!」ということで、必要に応じてオーバーな表現も織り混ぜていければ、と思います。

では、ここで小噺を一つ。
『ボクは本当に顔が織田信成に似ててですねー。「双子何ですか?」とか「この前スケート中継出てたねー」ってよく言われますし、涙の謝罪会見やらせたら一級品ですよ!』
あ、コレ全然誇張表現じゃなかったですわ。

随筆:誰か似てないと言ってほしい
完。

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