アイデアレディー・自営業妻の光と闇 ー闇編ー

どうも、ナカです。

前報では、妻に「お前は家事をよくやってるよ!」と褒められて舞い上がる心に冷静さを取り戻すため、自身の家事への貢献具合をつぶさに振り返ったところ、逆に妻の溢れんばかりのアイデアに助けられていることが導き出された。

ところがどっこい、当然と言えば当然だが、世の中、完璧な人間が居るはずもなく、人間同士が一緒に住んでいるため、軋轢が生じることは避けられまい。

今回は我が妻の、私を苛立たせる数々の闇の一端に光を当てたいと思う。

私が貢献する家事は、①朝の保育園送り②食器洗いの2点しか無いことは前報にて触れた。

闇の一つは②食器洗いに深く関連する。

ある日、仕事で遅くなり、妻も子も寝静まった後に帰宅した夜の事だ。

「ハラが減ったな。」
冷蔵庫を覗く前に、ふと台所を見る。
「ザルの上にまな板。その上にやや黄色い水の入ったお椀か。この3つが積み重なって、その横に重ねられた食器と箸たち。
ははーん、これは葉モノの野菜を洗って、その次にまな板を使って切った後、炒めましたな。最後に溶き卵を加えて、お椀はまな板の上にドン!っと。コンロには使い終わった鍋もあるから、今夜の夕飯は『肉野菜炒め(卵の炒り付け風)~香り高いみそ汁を添えて~』だな。
さて子ども3人と食べ終わりましたと。ザル・まな板・お椀のジェンガタワーは左脇によけて、右に食べ終わった皿を重ねて置いて、『じゃ、後片付けはよろしく!旦那!』のパターンね。」

家事スキルの高まった皆様なら、もうお気付きになっただろう。
私は声を大にして言いたい。

皿を重ねるな、と。

しかも・・・だ。
ある日、妻は言った 。

「アナタの洗う皿は、どうも裏側が汚いわ。」

こ・・・

この・・・

このえふみまろ(近衛文麿)!

あぁ、すみません、「この野郎!」と言おうとして、怒りのあまり、全く関係無い言葉が出てきてしまいました。

相手はあの炒め物である。使用後の皿を重ねて数時間放置するなど、正気の沙汰とは思えない。

しかも、だ。皿の、垂線を下ろすとテーブルとぶつかる面は、通常汚れようがないのだ。
百歩譲って汚れていたとしても、それは子どもの手に付いていたクーピー程度だ。
そこを汚す原因を作っておいて、今日も皿洗いに勤しむ旦那に罪を被せるとは、笑止千万・不倶戴天。お天道様とセーラームーンは許しても、この瀬戸内海の田舎者が黙っておくべきか。


ジョイくんもクリアクリーンくんも(ウチには二人とも居ないが)、ハタで見ていたオリーブオイルくんでさえも、こう言うだろう。

「オワタ。」

※妻の名誉のため、使用済み調理器具でジェンガタワーを作る、いわゆるジェンギンス状態に陥るのは、仕事で疲れた後の死力を振り絞って夕食を作った日だけであることを申し添えておく。その発生確率は、1999年当時の消費税率程度の頻度だ。

「え、そんなことでイラついてるんスか?ちっちゃい人間ですね。」
そんな声が聞こえてきそうだが、まあ、その通りなので仕方がない。
上手い具合に、やってやり返して、許し許されて、また今日も良い関係を続けていくのだ。

本日の仕返しはコレ↓
「妻の肌着を全て裏返しで畳んでおくの刑」

ー完ー

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