さよならは高円寺にて

この本を読んだ時、頭に浮かんだ曲があります。

「君に金星」、「鈴々」、そして「高円寺にて」。
もしかしてこの小説の為に書かれた曲なんじゃないかと思うほど、私の中ではピッタリなイメージでした。

本屋大賞の書籍を読む関係で、続編の「星を編む」を先に読んでしまったことを職場の人に話したら、
「まあ、話としてわからなくはないけど、読んだ方がいいよね」と言われたので、そのままお借りして、
途中休憩を挟みつつ、それでも2週間ほどかかりましたが、読み終えることが出来ました。

「星を編む」を読んだおかげで、終盤に出てくるあの女性の話とか、あの人とあの人の関係とか、そういうのが頭に入った状態だったので、
疑問の余地はほとんどなかったです。
ずっと、「ああ、なるほどな」という感じ。
もし逆に読んでたら不完全燃焼だったのかも。

北原先生のように、淡々と、自分のなすべきことをし、それでも人間のように落ち込んだりしながら、誰かを導くように生きていたいと思うことがありましす。

でも、北原先生は北原先生ですし、私は私なのだから、
私ができることをやりたいと思います。

私は私の分だけを生きる。

それが、いつか誰かの光ーー夕星になりますように。



「汝、星の如く」 凪良ゆう
“君に金星” “鈴々” “高円寺にて”/people1

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