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【閲覧注意】『バブル』怒りのネタバレあり感想文【読むな】
こんにちは、レジェンド呼子です。
だいぶ前の日記で「『バブル』を観てきたけど感想が長くなりそうなので後日書くかも」という旨の話をしました。
先ほどFilmarksで感想を書いていたのですが、やはり長文になってしまい、さらに僕と同じ不満を言っている人がまったくいなかったのでなんか怖くなって逃げてきました。
しかしそのまま没にするのも勿体ないのでここに原文ママで投下しておきます。閲覧注意です。
あくまで個人の見解なので大目にみてやってください。あとネタバレしてるので『バブル』を観たいけど観てない人はもちろん、『バブル』が面白かったと思った人は絶対に読まないでください。
それなのに読んで嫌な気持ちになられても責任は取らないので。読んだてめぇが悪いです。
↓ ↓ ↓
ウタに電車乗ってほしかったなぁ……
謎の異常気象"降泡現象"により重力がいかれてしまった東京でパルクールバトルをする若者たちと、そこに謎の少女"ウタ"が現れたことで始まる物語。企画の川村元気氏を筆頭にエグいメンツが集結して作られた長編アニメ作品。映像も音楽も素晴らしかったんだけど、オチでただの感動ポルノになりさがってしまった。
まず前提として本作は新海誠監督作品(特に『天気の子』)に強く影響を受けていると思われる。綺麗な映像と音楽、愛嬌あるヒロイン、そして突然のシリアスで絶望的な展開と、勝手に決めつけるのはよくないけど、たぶん絶対意識はしてるはず。
新海監督の作風は好きなので、似たような作品が作られるのは僕としてはありがたいのだけど、なぜか最も重要で魅力的な要素だけなく、そのせいで台無しになってしまった。それこそが"ハッピーエンド"。
新海誠自身、バッドエンド好きという自らの性癖を押し殺したことで大ヒットしたという監督なのに、この映画は新海誠を猛烈に意識しながらも、過去の新海誠と同じ過ちを繰り返してしまってるんですよね。
宮崎駿監督のように自らの性癖が世間の好みと合致すれば最高の作品になるのだけど、大半の場合そうはいかない。ましてやヒロインの死が喜ばれる世間など滅多にこないワケで、そういう映画を作りたかったのであれば少なくともこの映画でやるべきじゃなかったような気がする。
もしかしたらヒロインが泡になって悲しい気持ちになって泣くことを"感動"だと定義しているのかもしれないけど、その涙はいたいけな子供や小動物が殺されたときのような「キャラを殺した制作陣に対する怒りの涙」なのであって、少なくとも「いい感動の涙」ではないんだよね。これじゃただの感動ポルノなのよ。
それに対してキレてる自分みたいな観客が出てくることに興奮を覚えるタイプの人だったらもうどうしようもないんですけれども。
エンディングの曲と映像がいいだけに、なんか煽られてるような気がしてムカついたね。
じゃあね、またね。じゃないんだよな
……みたいなことを書こうとしてました。
まだ下書きのため読みにくくてすみません。
僕って善人が死ぬ展開が嫌いで、どんだけ他の要素が優れていても、善人が理不尽に死ぬだけで無条件に「この人殺し!!!」って思っちゃうんですよ。制作陣の方々に。申し訳ないけど。
それにしても、この所謂"バッドエンド"に不快感を覚える人が身の回りに全くと言っていいほどいないんですよね。これって僕がおかしいんですかね?恋愛したことないからなんですかね?童貞だから?
『リゼロ』はいいけど、『まどマギ』はダメなんですよね。途中がどれだけ最悪な展開だったとしても最終いい感じに終わってくれさえすれば大丈夫なんですが、誰かが犠牲になってくれたおかげでなんとか平和になったよ!みたいなオチが苦手なんですよ。
今思えば『天気の子』はその流れを裏切ってくれたから好きになったのかもしれないな。『バブル』はそれに似てたからこそラストの展開が受け入れきれなかったってのもあるのかも。
また長々と書きそうなので、このへんで。
以上、平和主義者でした。
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