見出し画像

AIイラスト×400文字の物語| 心のダイアモンド

心にカタチは無い。しかし、それは肉体に備わるという点では、筋肉となんら変わらない。
つまり、その鍛え方も同じ。ひたすらに使い続けること。

心を込めた言葉、歌声、絵などに触れて刺激を与える。電気信号により筋肉が躍動するように、感情の刺激が心を動かす。
使う程に筋繊維が太く強くなるように、激しい動かされ跳ねさせられた心は、次第に強くなっていく。

激しい運動は、痛みとともに筋肉を破り破壊する。それは、再生される度に靭やかに緻密に編まれていく。

心無い言葉や重圧、それは時に貴方の心を圧し潰すだろう。優しくたおやかな心は折れ、砕け散ってしまうだろう。

それでも――日々生きるため、誰かのため、自分のため――挫けずに再び前へと進み始めた心は、前よりも硬く強靭になっている。

常に心を動かし、何度でも立ち上がったその果てに。貴方の心は消えることの無い炎を宿し、ダイアモンドの輝きを放つようになる。
カタチが無いがゆえに、世界の何よりも熱く、眩いものとなって。

イラスト:BingImageCreator

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?