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はみ出た思い

友達って何だろう?どんな存在?

若い頃、とにかく一度楽しくしゃべったら『友達』って勝手に思っていたら
『別に友達じゃないし』と言われた事があって
そっか。勝手に友達だと思っちゃダメだ!と気づいて以来
その都度『私たちの関係って友達ですか?』と確認するのは怖くて
ぼんやり『仲良しさん』と思いながらお付き合いをしている気がする。

そうは言っても、確実に両想いの『友達』という存在が無いわけではない。
逆にそんな友達には『私たちって友達?』なんて聞いたら怒られそう。
親よりもずっと私の事を何でも知ってて、わかってくれる大事な存在。
パートナーも居ないと困るけど、同じくらい居ないと絶対困る存在。

『別に友達じゃないし』コレって結構ショックな言葉だった。
ですよね。って納得はしたけど、そんな言い方しなくても…って。
だけどよく考えてみれば、自分だってたいして仲良くもない人から
『友達』って言われたら嫌かもなとも思ったんだけど。
だから『私たちって友達?』って確認する事ってすごく怖い。
『ハァ?そんなに仲良くないですけど?』って思ってたらどうしよう!って

小学生になる時『友達100人出来るかな』みたいな事を言われるじゃない?
そっか!友達ってたくさん作らなきゃなんだ!って思ったし
学校に行けば、先生も『みんな仲良く!』って言うし。

だけど実際は、絶対に仲良くなれないタイプの人も居るし
そういう人とムリに仲良くすると、間違いなく歪みが生じる。
中学生までは、何度も何度もそんな経験をしてきた。

だけどある時『嫌いな人には近づかない』と自分の中で思ってからは
なんだかうまく切り抜けられている気がする。
大人になって、仕事をする上でしょうがない場合もあるけど
基本的には深入りしなければ大丈夫。私はだけど。

先生的立場からしたら『そんなのダメだ!みんな仲良く!』なのかな?
でもどうしても合わない人って居るんだよね。
私には特に何か嫌な事をされるわけでもなくても
会った一瞬で『キライ』ってピンと来てしまう人。
コレって動物的本能みたいなモノなのかな?

だからって『あなたの事がキライです』と宣言する必要はなくて
自分からなるべく近づかないようにするんだけど
それって人として、大人としてはダメな事なのかな?

それから友達って多い方がイイんだ!って思っていたけど
本当に深く理解し合える真の友達って
そんなにたくさん作れるもんじゃないって実感した。
人によってはそれが可能な人も居るのかもしれないけど
私にはムリだった。

一方通行で『友達』や、それ以上に『親友』と思い込んでいたけど
付き合っていくほどに『アレ?』って思うような事が続いて
コレって本当に友達?親友って関係?と思った瞬間
私の中ではどうでもイイ人になってしまったという事もあった。

また私の好きだった事が嫌いになる瞬間。
好きの気持ちが大きかったほどに、嫌いになった時の感情がヒドかった。
どうしてこの人を『友達』って思っていたんだろう?と自分を責めるほど。

だけどこれも経験の積み重ねだね。
自分の中で何が一番大切なのかがわかってくると
付き合う人も変わってくるし、付き合い方も変わってくる。

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