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【400字小説】スタエフはファンタジー

きみ良いこと言ったね。
ハマったら終わりでしたね、傷の舐めあいだった!
精神疾患なら寝て食べて薬飲んで、
病院行けよ、って現実的すぎるでしょう。
そんな人生になりたくないからスタエフやめないと。

少しの罪悪感で済ませておくべきでした。
今ではわたし、あの頃の少年のように楽しいばっかりで。
放課後の時間が儚くて好きだった。
大人になった今では体験できないと思っていた。

でもスタエフは違った。
同じ悩みを抱える人たちがいて、
共感が心地よかったね。
でも、理解し合えるって幻想で、
だから警察はいらないって言ったでしょう?

ファンタジーって言葉が腑に落ちた。
スタバの《ふりいわいふあい》で
きみの声聴いたよ。
リアルを生きないとって目が覚めた。

思いきってアンインストールしたかった。
でもできないから、今晩もレモンサワー2本飲んで眠るだけ。
社会性はないし、働いてないし、
ドウスレバイイノ?
やっぱり答えはスタエフにあるって、なんて幻想的。

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