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【400字小説】いつか見たピッツァ

ビースティ・ボーイズは青春だったなあ。
死んじゃって、ヤウク。
もう何年前だ。

あいつらと『サボタージュごっご』してたあの当時、
MV見てガバガバ笑ってピッツァを食べてた。
あの味は忘れられないし、
だから誰にも再現できない。

たしかピザハット?

チープなはずだったのに記憶に残ってて。
ピザ食堂うーのピッツァがダントツにマイク・ダントーニ。
スラムダンクは決まらない。

わたしはわたしの感性を信じているし、
疑う余地はない。
偶然に生まれる名作を待ってる。
だから書いてる。
いつまでも止めたくない。
楽しいし、使命だし、宿命だし。

人生の宿題は青春が終わってからの
数十年をどう生きるかってことだから、
夏休み最終日に一気に
やるようなことは避けたい。

安いピッツァ食べながら、
ビースティ・ボーイズ聴きたい。
このわたしを止められるのはわたしすらでもない。

手を動かせ。

ピッツァ頬張って、キーボードを叩け。
いつか見る未来には未来のまま。

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