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【なかがわよしのの61曲カヴァー企画】「飾りじゃないのよ涙は」中森明菜

ミズホほど泣き虫な女はいない。30歳だというのに人前で平気で泣ける。その年で独立するのは遅い方かもしれない。『NA/MI/DA//』という水着専門のブランドを立ち上げた。父親は有名なビジネススーツ専門のデザイナー。そんな親の七光りもあり、運営は順調。

彼女は優れた競泳選手だったけれど、高校2年の春に原因不明の右肩痛に悩まされるようになり、平凡な選手へと成り下がった。だから水泳はやめて、デザイン専攻の大学に勇気を持って方向転換するよう、父親に勧められた。別に有名になることに興味はなかった。でも美人だったし、器量も良かったから、勝手にメディア映えして売り上げに自己貢献。今はレジャー水着を中心にデザインを手掛けている。

ところで右肩痛はまだ治らない。手術も勧められるが、治る見込みは薄い。なのに、売り上げは右肩上がりとは皮肉な言葉。そんな親父ギャグを思いついて彼女は笑い泣き。本当は水泳を続けたかった。

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