上等上等

水曜に新ネタライブを終えた。
今回は深夜に集まる回数が多かったり、周りにネタの相談をしまくったり、100円ショップとドン・キホーテを往復しまくったり、前回とはなかなか違う回だった。大げさで青いけれども、成長できたと思う。

前日に猛チャージできたのがとっても良かった。

昼前にGパンパンダ星野と会って、その後ラジオを録って、終わりでモシモシあきちゃんとゼンモンキー荻野が待つルノアールに合流させてもらった。サスペンダーズ依藤さんが来て、荻野がライブのため抜けて、そのあと金の国桃沢が来た。僕は小道具を準備するためにおいとましたが、そのあとにファイヤーサンダーの崎山さんが来たようだった。
入れ替わり立ち替わりがあったが、すべての瞬間でコントの話をしていた。嘘、正確にはラジオの時間だけストレッチーズの優勝の話とかひつじねいりのラジオに反論したりがメインだったが、それを除くとすべての瞬間でコントの話をしていた。奇跡みたいな日だった。いろんな人にコントの相談をして、変な話、人によってもらえるアドバイスが違うものだから、いっそうコントが魅力的に思えた。「コントの魅力を語る」みたいなもんは2年前くらいは全く想像ついてなかったけれども、これはこれですごく脳のシワを増やしている感じがするというか、自分が面白いと思っているものに向き合っている感じがしてとても有意義だった。結果でもって自分とか自分の脳みその中身がなんたるかを示さないことには有意義もくそもないというのがなんともシビアな世界だけれども、2022年はともかく「上等上等スピリット」で突き進んでいるから上等上等、である。

無事終わって良かった。ヘトヘトで気持ちが良かった。結果を出さないことにはいくらヘトヘトになろうとも何も意味がないというのがなんとも痺れる世界だけれども、ヘトヘトで気持ちが良いというのはそれ自体が愛おしくて良いじゃん、と思うくらいには自分に甘々だった。
帰ってから配信をじっくり見返して、あとのお楽しみにちょっと残した。

久々にぷよぷよに触った。ネタに追われてひーひー言ってた期間はさっぱりだったから、とこぷよをするだけでめちゃめちゃ嬉しかった。全然触らないと下手になるとか、連日触っていると調子の良い日悪い日が生まれてくるとか、連続で触り続けるよりうまい人の配信をぼーっと流し見て手順が頭に刷り込まれたほうがかえって連鎖が綺麗になるとか、なんかそういうあるあるはあるけれども、マクロで見ると明らかに半年前とか1年前よりも上手くなってるな、と実感する瞬間が増えてとっても嬉しい。ぷよぷよはお笑いに比べるとよっぽど牛歩も牛歩だけれども、それでも成長してる。上等上等である。


新ネタライブの翌日、昼頃からネタ見せがあった。事前にベローチェで集合して話し合い、何箇所かネタに大事な修正を施してから臨むという約束だったけれども、宇野が寝坊してベローチェ分の時間がまるまる無くなってしまった。そういう遅刻をするのはめっっちゃめちゃ珍しいことだった。僕が電話をして起きる、みたいなパターンは8年間やってきて過去に1回だけあったくらいな気がする。
「わざわざ見せしめみたいに書いておいてそりゃないぜ」と思われてしまうかもしれないけれども、1mmも怒りの感情が湧かなかったし、うっし頑張るぞ、と思った。そもそも僕は日々えげつない量の細かい遅刻をしまくっているので、仁義的観点からして僕が怒ることのできる道理は一切ないんだけれども、まあまあそれはさておき、一切ネガティブな感情にならなかったし、「上等よ、やってやるぜ」みたいな気持ちになった。まあもっと言うと「いやいや、普段は俺のほうがえげつない量遅刻してるから、むしろごめんね」という気持ちになるべきなのかもしれないけれども、実際のところは「上等よ、やってやるぜ」だった。
何せ時間がなかったのと、修正に関してはともかく自分に一任されている状況だったから、なんというかすごく集中力が増した。ここをこうして、こっちのネタはこのつながりでこうして、これを宇野に伝えて、みたいなのをギュイーーンとフル回転でやっつけた。めちゃめちゃ大げさだけれども、ハチワンダイバーとか、ガリレオの類のトランス状態を自分の中に感じた。
なんというか、タイムリミットと遅刻という状況を契機に偶発的に生まれた集中力とか全能感がすごく心地よくて、なんとかこういうのを人為的に作れないものかと思った。間に合わせで済ますっていうんではなくて、本当に頭が冴えて良きようにことを運ぶ感じ。「上等モード」をどんどん増やしていきたい。

周りからどう思われているか、自分たちの評価は高いのか低いのか、なめられてるんじゃないのか、そういうものが頭からさっぱり無くなることは、たぶん無い。無いけれども、そこまで囚われすぎず、良いもんは良いもんだからよ、ほれ見ろよ、と、そういう上等スピリットを抱えることができている。上等元年、もうすぐ今年も折り返すけれども、良い塩梅に上等下半期に突入できそう。上等梅雨を経て上等1回戦、上等リベンジ、上等初進出とかいろいろ、いろいろやっていく。

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さすらいラビー中田
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