曖昧ステータスレポート

ほぼほぼライブ漬けの1週間だった。
ナルゲキのライブで、即興コントをしながら、お題に書かれたフレーズを何も聞かされていない代表者から引き出すというゲームコーナーがあったんだけれども、開始のゴングが鳴るや否や

僕「(電話)奥村!そっちの状況はどうだ!奥村!」
うどんさん「あっ!レインボーブリッジ封鎖できません!!
「うおーーーーーー!!!」

と開始3秒で勘の冴えまくったうどんさんから青島を引き出すことに成功した。さすがにえげつないグルーヴ感が生まれた。「すごく嬉しくて楽しい、今この瞬間1000人くらいが見ててくれたら鼻血出ちゃったかもな」とばかりにとっても興奮したんだけれども、その翌日のライブで思うようにネタがウケないと「うどんさんから『レインボーブリッジ封鎖できません』を引き出して大喜びしている場合ではなかったな」みたいに冷や水をぶっかけられた気になる。
「大喜びしている場合ではなかったな」とか考えだしたらきりが無いから、良きように機嫌よくどんどん突き進んでいったほうが良いだろうとも思うし、舞台上ではなるべく大喜びしていたいな、あの瞬間のグルーヴ感は何事にも代えがたいし、ああした大喜びの延長線上にメディアで炸裂する何かがあるのではないか?とも思うんだけれども、とにもかくにも一つ一つの現象にヒリヒリする日々に突入している。連日連夜誰かが何かの結果発表を受け止めている。

めちゃめちゃ吠えたくなるくらい嬉しくて楽しい瞬間もあれば、あちゃー力及ばず、あーあ、みっともなかったなァと尾を引く瞬間もある。いつも通りである、いつも通り上がったり下がったりしながら過ごしてはいるんだけれども、うっすらと、秋口から冬にかけて各人の運命の分かれ道が始まっていて、そういうじめっとした焦燥感を常にまとっている雰囲気によって、ああ夏を生きているなと感じさせられる。
夏はリュックの圧力に耐えかねた汗染みキモショルダーを生み出すという点でともかくも嫌い、意味が分からんと口酸っぱく言ってるんだけれども、本当はうっすら焦りを押し付けてくるという点であんまり好ましくなかったりする。2年目~4年目くらいの、もりもり実力をつけつつ目を煌めかせてた時期は、うっすら結果発表に追われる部分も情熱ロードスピリットをくすぐられる感じがしてなまじ心地よく感じていたのではないか?と思いもするけれども、さすがは8年目の30歳、簡単にあの夕日に向かってダッシュだぜ!という心持ちでは過ごせなくなっている。

芸歴とか、今年になって感じ始めた手応えとか、ちょびっとだけついてきた結果とか、全部が全部「やらねば、なりませんよね、、、」というプレッシャーにつながってもいるけれども、その反面2年目~4年目くらいのハナタレ全力ダッシュ青年のころには醸しえなかった熟成おもしろフェロモンみたいなもんが身についてきているのではないか?とワクワクしている部分もある。
ワクワクしているうちにさっさと跳ねてしまいたい。自分にワクワクできる期間というのはめちゃめちゃ幸せで贅沢で、いつまで続くか分かったものではない、このワクワクこそがおもしろパーソンとしての命の灯ではあるまいか、どうやらそういうものっぽいと悟ってはいる。



8/31(火)は大学芸会決勝、1年間のブランクを経て2年ぶりにMCをさせてもらう。
優勝したい、ウケたい、ミスしたくない、就職前にウケたい、芸人の道へ弾みをつけたい、審査員の方に認められたい、とか、戦うみんな一人ひとりの姿に勝手にドラマを感じて勝手にエネルギーを盗ませてもらおうと思う。
素敵な日にしてやるもんね。

あなたの素敵サポートが、僕を素敵クリエイティブにします。