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王週

今週はなかなかどうして色々あった。

なんといってもやはり、ナルゲキ最強王になれた。他所から見たらばあんまり伝わらないかも分からんが、現場に集まってくださった方にはきっと、バチバチの緊張感、バトルオーラを感じてくださったことかと思う。
めちゃめちゃ勝ちたかったが、勝ちた過ぎてあえてあんまりブヒブヒ言わん方が良いか、いやいやこういうのはガンガン言霊を纏った方が良い、とスタンスをぐるぐるループした末に、無心、真空状態、ネタをやる人形としてともかくやった。勝てた。本当に良かった。
配信を見返してみたら、結果発表の時の「もうなんでもいいや」みたいな表情がいくらなんでも不気味すぎてちょっと反省したが、何はともあれ結果が出た。良かった良かった。
えのもっちゃんがめちゃめちゃ悔しそうだった。打ち負かしてオラァ!っていうんではなくて、もちろんそういう意味じゃなくて、悔しいえのもっちゃんを見て、一生懸命戦って良かったなって思った。僕も今までめちゃめちゃ悔しかったし、めちゃめちゃ悔しい人がいるというのは、とても良いことだと思った。


看板、パネルになる。あんまり鼻息荒くしても、パネルになる、以上のなんかしらは実は表向きにはあんまりないのかもしれないが、そういうなんかしらは自分たちでどんどん添えていったら良い。
早速翌々日のヘビセンやスタンダップコーギー寄席で大トリにしてもらって少しばかり冠の重みを感じたが、なんかいちいち気にしてもアレだな、一個一個ともかく滑りたくない、できればウケたい、そういうスタンスを変わらず(ちょっとだけ凛々しい顔で)続けていくだけだな、などと開き直りもした。なんか、モリモリ頑張りたいなって思ってる。気負いすぎず、モリモリ頑張る。




最強になった翌日、IKINOKRI(イキノコリ;ストレッチーズと青色1号との3組でやっている、僕らの秘密基地のような配信番組。図らずも秘密になってしまっている。探してみよう)の中で慣れない歌ネタを披露した。
最強になった翌日に一体何をしているんだという思いが何度も頭をもたげたが、こういう知らん脳みその刺激があるのはそれはそれで良かった。4年ほど前の耐久ライブでメインとして1日やり切った翌日、声カスカスの状態で挑んだ有吉ベースでちんちんに滑ったことを思えば、全然良い素敵な翌日だった。お粗末ながら歌ネタ(と思われるもの)を披露するのは楽しかった。
秘密であることに加えて、その居心地の良さとか、自分たちの城のような存在、諸々含めて少しずつ少しずつ秘密基地になっていっているのを感じるから、せっかくならみんな見たら良いのにな、などと思った。




新宿シアターマーキュリーのオープニングライブにお邪魔した。新宿三丁目のマルイ、1階フロアにちょっとブルジョワな雰囲気を感じて、芸人のスーツ鞄片手にズンズン進むのはいささか緊張したが、8階まで登って突き進むと、それはそれはワクワクする劇場があった。
広々した舞台、美しい背景スクリーン(配信で見てもめっちゃ綺麗だった)、楽屋もゆったり綺麗な感じで気分が良かった。
新しい劇場、ワクワクする。片山さんには前の事務所の頃からたくさんお世話になっている。だんだんと学生上がりのペーペーではなく、一人前のプロとして接する機会が増えたのが感慨深い。もぎりとか舞台の転換の手伝いで入っていた頃から接していて、今しみじみ振り返ると、僕はいそいそと動き回っている片山さんを見るのがなんとなく好きみたいだった。
貢献できることがあったらたくさん貢献したい。いろんな場所にどんどん、なんかしらかお返ししていけたらと思う。ちょっと王のスタンスで語りすぎているかもしれないが、勢いのあるうちに所信は表明しておいた方が良い。



西早稲田のライブでいくさんの誕生日をお祝いした。
事前のリクエストがあり、直筆の手紙を持参した。手紙というのはやはりいつだって渡すのも貰うのも気分が良い。
手紙を書くにあたって振り返ってみたら(今週はやたらめったら振り返っている)、10年前後の付き合いある仲間たちの多くが、そこそこ同じ目線で戦っているのがなかなか、かなり、相当奇跡だなとしみじみ思った。かなり奇跡だ。僕らもそこそこ頑張ってないといけないし、周りもそこそこ頑張ってないといけない。もっともっと勢いをつけていくし、周りもどんどん勢いを増していく。ご褒美みたいな原っぱ、秘密基地、お城、そういうところでみんなでまた遊べたら良い。


はしゃぎ過ぎている、まあ王になった週だからな、心の王様休暇、明日からまた凛々しい歩兵としてズンズン成り上がる。

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