雑ステレポ 2022秋

★屋外に出たときの一瞬、ひんやりとした空気が肌をくすぐるこの、この愛おしい一瞬のために連日30度オーバーのアホでナンセンスな季節を耐え忍んでいたといっても過言ではない。
連日30度オーバーのアホでナンセンスな季節のおかげでよりいっそう今この気温への感謝が高まっていることは否定できないけれども、だからといって連日30度オーバーのアホでナンセンスな季節を肯定できる理由にはならない。
すっかり全盛期の鳴りを潜めたこのウイルス、このウイルスが蔓延したことにより、デジタル化は進み、リモート化による移動時間の劇的な削減に繋がったとかそういうメリットは確かにあろうが、かといってこのアホウイルスが手放しに肯定されてはならない。それと同じ。ウイルスはウイルスでそれそのものがサイテー、それと一緒で連日30度オーバーのアホでナンセンスの季節はそれそのものがシンプルにサイテーだ。名前を書くのも忌々しい。ひとえに過ぎ去ったことに祝杯を上げる日々、酒は飲まなくとも毎日ご機嫌な千鳥足を踏んでいる。涼しいから。



★涼しいと全てがうまく回る。今日のライブは3つとも素晴らしかった。舞台にいるすべての時間が楽しかった。基本楽しいことが多いけれども、「あーーー間違えた、巻き戻したい」とか「あーーー固まった、もし巨大な自分が箱庭ステージに立つ自分を動かせるとしたら、いったん無理からつまみ上げて強引に舞台センターに立たせるのに」とか思うこともたくさんある。
今日はすべての時間がただただ楽しかった。ただただ楽しいことと、お客さんが楽しむことは、いくぶんか有意な相関がある。嘘、分からんけど。そうであってくれたら良いな、と思う。

レジスタリーグがここ最近の中では1番の盛り上がりで、偉そうなMC面をしておきながら袖から「むむむ…!これは良いネタ…!」と刺激を頂戴して非常に有意義だった。
アホウイルス以降無くなってしまった、オープニングでみんなとしっかり絡む時間がまた戻ってきたら良いのにな、と思う。4年生の卒業も近づいている。学年が変わったばかりの頃は毎度「屋台骨がいなくなった…ここからまた新たに盛り上がるのか…?」と新鮮に不安を覚えている気がするが、夏を過ぎたあたりでどんどんみんなが頼もしく見えてくる。年が明ける頃には「君たち4年生が抜けたら…このライブはどうなってしまうんだ…」と気掛かりになっている。このサイクル、青春爆走おもしろ有機サイクルを維持したまま世に出てやる、そう魂に言い聞かせて着々と準備を進めている。



★ウルトラ怪獣モンスターファームが面白そう過ぎる。迫力と懐かしさが暴れ回っている。キングジョーとかツインテールとか操作してみたい、いるのかもよく分からないけど。
テクノロジーの進歩はすごい。未来への期待を煽るだけでなく、ノスタルジーをさまざまな角度でくすぐってくる。あの頃の僕が、現代を走り回る。良いのか…?と不安になる。そこそこにしないといけないな、と見えないブレーキがかかる。ノスタルジーワールド回遊権、存分に懐古に浸る権利、それを勝ち取るために、リアルをしっかり頑張る。世界に飛び出す。着々と準備を進める。

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