昔を振り返って

私は、1984年に北海道にある大学を卒業しまして、 大学からの推薦で日立製作所の系列のエンジニアリング会社に入社することになり、数ヶ月の導入教育の後、配属先として 日立製作所 の 半導体製造工場の中にある 第一設計部に出向となり、多くを学ばせていただきました。
当初は バイポーラトランジスタグループにて超大規模集積回路(Very Large-Scale Integration)の 後工程(シリコンウェハ検査、ダイシング(シリコンチップ化)、パッケージング、外観検査、製品回路検査、品質検査および保証、出荷検査 を 担当しました。
後に、さらに論理回路(logic)チップ、メモリーチップを半田ボールにて相互接続し、更なる高集積をはかったマルチチッププロジェクトに入り、 当時のスーパーコンピュータ用 VLSIの開発に携わってきました。https://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1987/12/1987_12_03.pdf


私が従事していた頃とはかわり、 半導体は日本でつくることはかないませんが、 信頼性試験、など 高温高湿(85℃85%など)試験やヒートショック試験などで、 経年劣化の加速度試験による 壊れずに使える製品の評価など 懐かしく感じています。
日立に従事していたころに、 国分寺の日立製作所武蔵工場内に デバイス開発センターがあり、 そのあと、青梅市に デバイス開発センターとしてあらたに半導体開発のための 前工程ライン、 後工程ラインを製造建設して 開発することとなってましたが、 思い返すに 青梅市の半導体工場建設に かかる期間も数年を要し 立ち上げにも時間がかかること、 またその設備にて必要となる 化学物質、各種ガス類(酸素、窒素など)、製造設備、検査設備など 多種に渡りそれぞれに技術者がいたように感じ、 国内に設置しようとしている工場設備を運用にするにあたり どれぐらいの期間がかかるものか な と 期待半分で見ています。 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?