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JK & DK と戯れた話

こんにちは。あおいです。

Splathon Advent Calendar 2021 の9日目です。昨日の記事読むまで、今日ってこと忘れてました。ごめんなさい。慌てて書きました。あとからちょっぴり編集するかも。


昨日は Nick.smallworld さんの「Splatoon3への期待を書くよ」でした。スプラトゥーン3、ほんと楽しみです。3でもキャンピングシェルターが登場することを祈ってます。あと、それまでに X にもなりたい。


今日は「JK & DK 戯れた話」です。間違えました。JK とか DK とかパワーワード使いたかっただけです、すみません。本当は「先生ってやっぱり大変」というお話です。
ちなみに、言いたいことは「本題」にあるので、そこまで飛ばしてもらって大丈夫です。

【前座】高校で色彩学科の先生をした

はじめに

Splathon は、どちらかといえば IT 系の社会人が多く在籍していると思っています。私も IT ベンダーな民です。
ソンな中でも様々な分野のプロフェッショナルな方々がたくさんいて、イラストがすごかったり、音楽がすごかったり、youtuber がすごかったり(語彙力死す)、IT 系だけじゃねーぞって、もう才能の宝庫。すごい。あ、私のキャンピングシェルターの師、ペロリさんのチャンネル登録お願いします!

私はというと、情報工学系なのに食品衛生責任者といった資格をいくつか持っています。特に色彩においては、好きが高じて10年くらい前に「色彩検定協会認定 色彩講師」ライセンスを取得しました*。

* おかしい……その頃は M 社のミドルウェアで、数千台のクライアント端末の監視システムを構築するプロジェクトにいたはず。あと、授業料そこそこ高かった。

これがあると、なんと、色彩の先生ができちゃうわけです(なくてもできる)。「先生」って響き、すごい**。ライセンス取得して3年ごとの研究発表をこなしつつ、だらだらと所持していただけだった***のですが、今年、縁あって高等学校の外部講師として、色彩の授業を持つことになりました****。

** すごいしか言ってない。語彙力死んでるから。
*** そういえば、所持していたことがきっかけで、グループ内のデザイン会社にいたこともあった。
**** きちんと会社に副業申請した。えらい。思ったよりあっさり通った。

先生をやってみた

最初に声をかけてもらった時、はたして自分にやれるか不安でいっぱいでした。ただ、RookieLeague などを通して、知識を共有することの良さ?コーチの偉大さを感じていたし、私も誰かの何かの役に立つならと思って受けることにしました。
あとは、JK と仲良くなりたい。……嘘です。べ、別にそんな邪な気持ちなんてないんだからっ。ホントダヨ。あ、JK のユキさんはチャージャーの師です。

対面で詳しい内容を聞いてみて、1ヶ月に各学年1回ずつ授業すれば良いということだったので、それぐらいであればと思って引き受けました*。

* 1回の授業が45分の枠2コマ分の90分と知ったのは、また別の話。

大変だったこと

大変だったこと1:授業の準備が大変

1ヶ月に90分の授業を3学年分やるんですが、もう準備がしんどい。しんどいというか、準備していると時間の流れがあっという間なんです。90分の授業を全部パワポ投影でやろうと考えてしまったので、スライド枚数が100超えてくる。学年ごとに授業内容を変える*ので、毎月少なくとも300枚のスライドを作りました。毎日授業する先生の準備って大変**。

*1〜3年で徐々に難易度あげたり、より実践的にしちゃうようなカリキュラムを組んだ自分をのちに恨む。
** 本当の先生は他に雑務とか部活の顧問とかあるから、もっと大変だぞ。

ちなみに、良いか悪いか本業も忙しくなり、大体、授業前日の夜に徹夜して資料作って授業のようなことを毎回やっています。次こそ早めに準備したい。

大変だったこと2:授業のやりかたが難しい

専門の高校だからか*、授業も後半になると気が緩み、寝ている生徒が多くなります。まぁ、初回の授業からタメ口で質問されているあたり、私には威厳というものがなくて舐められていたんだと思います。加えて、パワポ授業のため授業が平坦だったのも要因のひとつだったかなと思います。

* 自分がそもそも高専卒なので、普通高校がどういう雰囲気なのかわからない。少なくとも高専はピンキリで、寝てる人がいるのは当たり前だった。

演習プリントを作成して配布したり、生徒が手を動かすワークショップ活動をやってみたり試行錯誤しましたが、まだまだ不十分で、課題が残る結果になっています。各学年あと2回ずつ授業があるので少しでも良くしたいところ。

大変だったこと3:オンライン授業、分からん

そもそも前述の通り、授業のやりかたどうしよーと思っていたのに、緊急事態宣言下で何度かオンライン授業になりました。これがまた、やりづらいことこなんの。対面の授業に比べて、生徒が理解しているか雰囲気を掴みづらいし、演習もほとんどやれない。生徒はカメラに映ってくれるわけでもなく、世の中のオンライン授業やってる先生、教授の皆さんすげーって、ただひたすら思いました。授業やってる側が不安になります。

良かったこと

良かったこと1:生徒が成長した

何も大変だったことばかりではないです。徹夜して作った授業内容やプリントに取り組んでくれたり、色の使い方が上手になっていく姿をみて、漠然と教えて良かった!と感じました。特に1年生は色彩という科目が初めてで、今まで感覚的にやってきただろうというところを、学んだ内容を生かして演習に取り組んでくれたり、「知識を得て成長した感」がありました。嬉しい。
きっと RookieLeague のコーチ陣も同じような気持ちだったんじゃないかと思っています。あ、ε( ’Θ’ )зぴぴぴ のおかげでルーキー卒業できました。ほんさんは立ち回りの師です。

良かったこと2:生徒と良い関係を築けた

流石に3年生は授業慣れしているのか、2回目くらいから質問や雑談を投げてくれるようになりました*。1、2年生も手を動かす演習を取り入れるようになってから、会話のキャッチボールも少しずつ増え、関係も良くなっていきました(多分)。演習しながら「先生の子供って七夕なにお願いしたの?」とか「みんなの出身地あててみてよ」とか絡まれる感じ、企業人では普段得られない、学生時代っぽい楽しさをもらいました。私には無かった、青春だね。

良かったこと3:メンタルが鍛えられた

もともとあまり人と関わることが得意ではないタイプです。THE 人見知り。初めての先生、しかも相手は未成年、学生ということもあり、メンタル的にはかなり鍛えられました。

特に3年生の1回目の授業は雰囲気に圧倒*されて緊張してしまい、印象が最悪で、授業終わってから教室から「マジ、あの新しい先生ないんだけどw」「全然こっち見ないし、人見知り全開じゃんw」みたいな声が聞こえていました。正直、その場で心が砕け散ってしまいそうだったけど、よく見てるー、ごめんねーと思いながら、次はリベンジしようと授業内容を考え直したと記憶してます。素直に思ったことを何でも発言してくるので、凄く心に刺さりました。無垢ってある意味凶器。でも、そのおかげでやる気でたよ、ありがとう。

* いや、ほんとになんか怖かった。学生の頃、陰キャな私にとって陽キャな彼女らは恐れ多い存在だった。

9ヶ月間、先生をやってみて

さて、先生の立場で9ヶ月間授業(毎月3回だけど)を行ってみて、一番強く感じるのは、誰かに何かを教えることの大変さと良さが裏表にあるということです。例えば生徒に「1」を教えようと思った場合、先生は「10」知っていなければ教えられません(たぶん)*。そのため、授業の事前準備は必要だし、自分の勉強も欠かせない、さらには、どんな授業なら分かりやすいのか、どんな演習なら寝ずに参加してくれるかなど、生徒目線で考える必要がありました。

* 仕事で大人に何か伝えるときは、「1」を聞いて、「3」ぐらいまで理解してくれることもあるよね。


それから、これは講師ライセンス取得時に言われたことですが、『「先生」は常にその人の前では「正(善)」でなければならない。特に教師は成長途中の未来がある人間の土台に大きく影響を与える仕事だ』という面も体感し、本当に好きでないと続けられない職業だなと感じました**。誰かに何かを教える責任と、生徒が成長する何よりも影響力の高い存在というところに教師としての「やりがい」がありそうです。

** 妻がもともと高校の先生なので、より一層、尊敬の念に堪えない。

初任で授業になっていない授業だったと思うのですが、真面目に聞いてくれたり、質問してくれたり、特に1年生は真っ直ぐに授業を受けてくれました。教える側だし、心が折れそうなこともたくさんありましたが、多くのことを肌で感じて、人に教えることの魅力や良さを実感させてもらいました*。

*** なんか、もう先生辞める感じの書き方だけど、今年の授業はもうちょっとだけ続くのじゃ。

今後について

あと2カ月、各学年2回ずつ授業が残っているので、もっと生徒の個性がでるような内容にして、一緒に理解を深めていきたいなと思っています。また、3年生は学生であることが最後の生徒もいるので、色彩の授業受けて良かった!みたいなところを目指したいです。できるかな?じゃなくて、やるんだよ!

【本題】Splathon コミュニティはやっぱりすごい

Splathon なので最後はちゃんとスプラトゥーンの話。

最近は真面目にガチマッチをするようになりました。先生として鍛えられた鋼のメンタルがあれば、編成事故も、ゲージが割れるのも怖くありません。おかげさまでルーキー卒業して、S+2 まで来ました。3が出る前に X になりたいですね。どうかな。

で、本題になりますがが、やっぱり Splathon コミュニティって凄いんです。

RookieLeague や大王戦などいろいろなリーグ戦が有志で運営されてますが、みんな無償でフィードバックしてくれたり、なんならチームにコーチついたりします。中には仕事の時より熱量の高い、資料が出てきたりするじゃないですか。人に教えるのって凄くエネルギーがいるし、改めて歴代のコーチの方々、フィードバック頂いた皆さんを尊敬するとともに、それを当たり前のようにできるこのコミュニティはとても素敵で貴重だと思います。このコミュニティに入れて良かったです。感謝。

終わりに

前回の RookieLeague で苦楽を共にした ぴぴぴ チームですが、現在外部のリーグ戦に参加しています。X になるために、教わるだけじゃなくて、教えることも必要なのかなと思ったので、迷惑でなければチームに還元していくことも考えます。

……趣味でとったライセンスがまさかウデマエに繋がるなんて思ってませんでした。人生分からないものですね。

みなさんも、自分の成長のために誰かに何かを教えてみるのはイカがでしょうか?

明日は、ざわ さんの「ダイナモローラー徹底解説「スライド読み」編」みたいですよ!ダイナモローラー買ってないなぁ・・・買いにいかなきゃ!お楽しみに!

おまけ

  • 授業回数が増えるにつれ、休む人が増える、怖い

  • 生徒2人に対して授業やったこともあった、怖い

  • 気づけば1年生、半分、怖い

  • 服装も見た目もみんな派手、怖い

  • 制服着崩してるし、なんなら、私服着てる、怖い

  • とにかくこの年代の子は、怖い

  • 自分の子供もこんなオーラで反抗期しちゃうのかな、怖い。

  • 洋服の色やメイクの色、迷ったらこちらまで 0120-xxx-xxx

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