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バカが考えた北海道の旅 #5 阿寒湖〜夕張

前回

8泊目の帯広に向かいながら阿寒湖と釧路湿原を通っていきます。

阿寒湖

あいにくの雨でマリモは見えない(元々見えない)

遊歩道を歩いていくとボッケと呼ばれる泥の湧いている温泉がある。

ボコボコ音を立てて泥が湧き湯気が立っている。

そしてこの遊歩道を戻ろうとしたらシカの親子連れがいた。えっ観光客の通る遊歩道にいるんだ…普通に…

ちなみに道路では2回ほど会いました(あぶないので写真を撮る間がない)

…ヒグマもいるらしい…

釧路湿原

釧路湿原展望台というところに車を停めたんだけど…雨で何も見えないので遊歩道に降りて見てみることにした。


ヒグマニキヲツケテネ!

さっきヒグマ情報を見たばっかりなので口笛とか吹きながら歩く。だって誰もいないんだよ!これはクマに見えた切り株だ。

木道が朽ちて所々落ちている…

雨だけど傘をさせばいいと思っていたらそれが大間違いで…こんな感じで草が茂っているので濡れた草がズボンを襲ってくる。ずぶ濡れになった。

足元は湿原、周りは林で、こんなん道がなかったら進めないし方向もわかんないな…

さて、木道をどんどん歩いて奥に進んでいくと、こういうまっすぐな道がある。昔はここに馬車軌道があって、その路盤を再利用した遊歩道なんだって。

だがここはオススメしない。トレッキング目的でもなければ。

なぜかというと結構距離があるからだ。これは中間地点くらいの標識で…進むも戻るも2km以上だ。携帯も圏外で。

そしてこの延々とつづく道にはところどころ獣のフンが落ちている。遊歩道入口に「ヒグマニキヲツケテネ!」とか書いてあるところでこれはちょっと不安になる…

やった!木道が復活した!そこの地図の一番下、まっすぐ伸びているのが今歩いてきたところだ。

展望台まで木道でまた上っていく。これは振り返ったところ

タヌキの子供たちを見つけたのはここの階段だ。親が出かけている間ここで雨を避けていたんじゃないだろうか。時々あった獣のフンもキツネとかタヌキのなんだろうね…

この後車に戻って…ずぶ濡れになったズボンと靴下を取り替えました…

夕張

最終日。夕張に寄る予定は元々なかったんだけど、飛行機が振替になって時間ができたのと…高速でトイレに行きたくなったため降りた。

道端に恐ろしい生き物の看板が立っている。

ちょっとかわいい建物があるでしょう。北海道物産センターって書いてあるんだけど…その中で生きてるスペースはほんのわずかで…メロン熊グッズ専門店になっている。そして駐車場に車がいない…

まあ買っちゃったけどさ…

夕張市石炭博物館

夕張市は歪なところだ。かつては炭鉱で栄えたのでそちらの方に市役所などがあるけど…今は廃墟となってしまった建物も結構ある。石炭博物館前のこの建物もよく見るとガラス割れてて…

かつて商店街だったらしきあたりで今店を開けているのは夕張メロンの直売所だけと言ってもいい。一方で、かつての中心地からもっと下ったところでは新築の家が目立つところがあって、多分そっちに人が移っているんだろうね。

石炭博物館はかつての炭鉱作業を、手掘りから機械化された時代まで見ていくことができる。

これはヘッドライトとバッテリー。このラックが充電器になっていて、炭鉱に入る前にここから持っていったみたい。こういうのを見るとかつてどれだけの人が働いていたのかが偲ばれる…

本当は模擬坑道があるんだけど、今年火災を起こした後まだ復活していなかった…一方私は水銀整流器に興奮していた

夕張市の歴史の展示もかなり面白い。壁全体を使った石炭の産出量と人口のグラフがあって…

最盛期116,908人を数えた人口は急激に減っていった…

商店街もかつては賑わっていたのだろう…

夕張で採掘された石炭は鉄道で小樽港まで運ばれて積み出されていたらしい。小樽といえばこの度の最初の方に寄っていた…伏線が繋がったぜ…!

おしまい

新千歳に戻ったレンタカーのトリップメーターは2100kmとなっていた(利尻島は別の車だけど)9日あれば結構北海道をエンジョイできる…函館とかを完全にスルーしたけど…!

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