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1971 心が貧しくなかった頃

2019年、最後となってしまった吉田拓郎さんのツアー。6月12日の浜松公演でのMCで拓郎さんが生まれた頃は今より貧しかったけど、今は心が貧しいね的なことを言いました。

私の最も古い記憶か、2番目に古い記憶。1971年の今頃、長野の佐久からおじいちゃんが福岡の小倉にいた私を迎えに来て新幹線と在来線でおじいちゃん、おばあちゃんのお家まで連れってくれました。朝から晩まで電車に乗ってました。今から思うと、多分、上野から急行で軽井沢に向かったんだと思います。おじいちゃんはだいぶお酒を飲んで酔っ払っていて、急行のボックスシートで向かい合ってもう日がくれた中をゴトゴトと。それが私の古い記憶。

どのくらい佐久にいたのかは思い出せません。そして、当時はなんで私が佐久に来たのかもわかっていませんでした。

おじいちゃん、おばあちゃんは今の私と同じくらいの年齢じゃないかな。よく預かってくれたよなあ。父が仕事で忙しく、母が双子の弟たちを一人で面倒をみるために仕方ないとしても。今のように育休とかそんなもんないから、それしか選択肢がなかったんだろうけども。

でも、もし、今、同じシチュエーションだったら私、どうなっていたんだろう。

私はお金はそんなにないけど、心は豊かにしているのはそういう理由です。人を貶めたりしない、立場の弱い人をいじめたりしないのは当たり前で、捨てる神あれば拾う神ありの、拾う神でありたいと思っています。逆に、私を貶める人や、偉そうな人、立場を利用して私に圧をかけてくる人とは、一切つきあわないです。友達は少なくていいし、みんなと仲良くする必要もないって思っています。

優しい人でありたいね。

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