哀しみを何にたとえよう

振り返ればそう一瞬さ

バカげてるくらいの一瞬さ

その一瞬がバカげるくらい苦しんだ。

砂漠のような心を抱えて飢えと哀しみの中を突っ走った

与えて欲しいとひたすら求めた

振り返る人もなく

やさしさなんて気まぐれで愛など戯言だ

戯言に我を忘れた

夢中でしがみついた

ゴミより軽く捨てられた
おもちゃ以外の何ものでもなく

おもちゃじゃないと傷付く自尊心

自尊心さえも消えそうなくらいもろい

ただ涙にくれ明日が怖かった


そんな日々は一瞬だったのに

そんな日々は太陽の光だったのに

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