我幕001

『我独幕末』の舞台がすごい3つの理由

2/23と24に芝居に出ます。
『斯くして我は独裁者に成れり -幕末- OnStage』というタイトルです。
今回はこの公演の何がすごいのかを書いてみます。

その1 台本がない公演である

この公演で、役者は演技をします。しかしそこには台本がないのです。
「台本なくて芝居できるの?」
できるんです。
実は芝居には台本なしで行う即興芝居というものがありまして、そのやり方で行っています。インプロという言葉もありますが、興味のある方は調べてください。
というわけで台本がないので、この公演の展開は誰にも読めない。そして全7公演あるのですがすべて中身が違う、リピーター推奨公演となっています。
なので生涯この公演だけを観れば、人間に必要なエンタメ成分を摂取していくことができます。(理論上の話です。)
「台本ないなんて面白くないんじゃないの? アドリブする役者がいる芝居観たけど酷かったよ」という話もあるでしょうが、私たちは日々「即興で芝居をお届けする」訓練を行っています。お客様に、その瞬間しか味わえない最高の体験をお届けするため、切磋琢磨してるのでご安心ください。

その2 アナログゲームをベースにした公演である

芝居に原作があるのは何ら不思議ではないけれど、この公演はアナログゲーム『斯くして我は独裁者に成れり -幕末-』を元にしています。
まずこのゲームは、『斯くして我は独裁者に成れり』(以下『我独』)の続編です。『我独』は2019年秋のゲームマーケット大賞で優秀賞を獲っているゲームです。
それだけ評価されるゲームを公演にするならめっちゃ面白い公演じゃん!
待て、俺たちは実写版『デ〇ルマン』や『ド〇ゴンボール』や『キ〇シャーン』の悲劇を忘れていないか? いや『キ〇シャーン』は俺好きだよ!
安心してください。この『我独』はとても舞台公演に向いたゲーム、と言うか舞台化意識しちゃってるゲームなんです!
プレイヤーは、議論をし、自分の運命を決め、一番最後に選んだ運命の勝利条件が満たされていれば勝ちというゲームです。(ざっくり)
この議論という部分がすごい。普通人狼ゲームとかだと、「私は人狼じゃない!」「怪しい人物をかばう動きをしていたから人狼だ」みたいな、一歩間違ったら友人を失うような議論したり嘘吐いたりするじゃないですか。
『我独』は、議論で嘘を吐かなくてもいいし、議論しなくてもいいゲームなんです! 「何で?」って思うかもしれないけどそうなんです。
このゲーム展開を台本なく即興で物語を作ってお送りするので、常に緊張感を客席と舞台の隔たりなく享受していただけます。

その3 舞台は幕末である

背景設定は日本(のような国)の幕末期です。幕末と言えば新選組や維新志士、幕府と外国と朝廷の息詰まる攻防で、日本史の中でもトップクラスに人気が高い時代背景です。幕末をベースにした作品はテンション上がりますよね。
先ほど自分の運命を決めるゲームだと書きましたが、そう、この選べる運命は、幕府、新選組、維新志士、朝廷、黒船です。役者は、これらの力を使って勝利を目指して戦います。
幕末なので、坂本龍馬や沖田総司、西郷隆盛なども登場するかもしれません。もしかしたら、黒船に乗る岡田以蔵とか、幕府を続けちゃう徳川慶喜とか出てくるかもしれませんね。そういう『if』の世界が楽しめるのもこの公演だけなのです。

いかがでしたでしょうか。長文失礼いたしました。
私は2/23 12:00、2/24 11:00の回に出ます!
ご興味がある方は以下の予約フォームからご予約下さい。
https://www.quartet-online.net/ticket/waredoku0222?m=0ojjdab

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