niyuta家の風景【短編集】(第一弾)
【登場人物】
◾️私……
このnoteの執筆者
わんぱくな男の子2人に翻弄される日々を送る。
◾️妻
・わんぱくな2人の男の子のお母さん
◾️蓮士郎(仮名)……
・長男
・小学校4年生
・ゴリラの赤ちゃんにそっくり
・真面目
・短気
・ハンドボール頑張り中
◾️翔(仮名)……
・次男
・小学校1年生
・ハンサム
・ワガママ
・意地悪
・サッカー命
【001】妻のラスカル
平日の朝はいつも慌ただしい!
「翔!起きなさい」
私がいくら声をかけようとも次男の翔に起きる様子はない。
また、分団登校の集合時間に間に合わなくなる。
仕方ない。いつものように私は翔が寝たままの状態で服を着替えさせようとする。
しかし、今の中途半端な気候にあった、ちょうど良いTシャツが見つからない……
するとキッチンから妻が言う。
「そこのラスカルのやつでいいよ」
どうも私の目の前にある、この洗濯物の山の中に「あらいぐまラスカル」のTシャツがあるようだ。
しかし、私がいくら探しても、そのTシャツは見つからない。私は聞く。
「どこ?」
「だから、そこ」
妻の指差す方をよく見て探すが、どんなに探してもラスカルのTシャツは無いように思われる……
私がなかなか見つけられないでいると、キッチンからやってきた妻が言う。
「これだよ!」
これラスカルじゃねーし!!
【002】いつの間に!!
うちの子は2人共、お母さんが大好き。
ちょっと前までは蓮も翔もこう言っていた。
「お母さんとずっと一緒にいたい!」
しかし先日、妻が2人に聞くと大変なことに……
「ずっと、お母さんと一緒にいてくれる?」
もちろん、次男の翔は顔を輝かせて大きな声で返事をする。
「うん!」
可愛らしい6歳である。
兄の蓮は少し考えてから答えた。
「えっ?それは俺と翔のどっちがお母さんを引き取るか?って話?」
いつからこうなった!?
【003】モンスターペアレンツ誕生の日
翔は恥ずかしがり屋だ。
ある日、お友達に筆箱に落書きされてしまった。
翔がひどくショックを受けていたので、私は連絡帳を使って、担任の先生宛に手紙を書いた。
ここからイジメに発展しても仕方ないので、かなりきつい内容だ。
帰ってきた翔に私は聞く。
「今日、お父さん。昨日の筆箱のことを先生に書いたけど、そのことについて先生なんか君に言ってた?」
「先生に大丈夫だった? って聞かれたよ」
「うん、うん。で、君はなんて答えたの?すごい嫌だった てちゃんと言えた?」
「いや、びっくりして、……なんのこと?って答えちゃった」
「……」
これが私がただのモンスターぺアレンツになった日。
終わり
私のnoteが少しでもお役に立ちましたら、サポートをお願いします(/ω\)頂いたサポートで我が子にお菓子でも買ってあげたいと思います(*´ω`*)