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台湾の旅2

日月潭からバス、新幹線を乗り継ぎ、夕方に台北に到着しました。日月潭で自転車を乗り回したこともあり、この時点でかなり疲れていましたが、ホテルにチェックインするなりすぐに街へ繰り出しました。知らない土地に来るとアドレナリンがドバドバ出て勝手に体が動くものです。

お土産にパイナップルケーキを買い、小籠包が有名な鼎泰豐(ディンタイフォン)というお店に向かいます。90分待ちと言われたので、近くを散歩して時間を潰しました。

バンダイフォンでは小籠包、蒸し餃子、牛肉麺を注文しました。小籠包といえば、神戸の中華街で食べた時に熱さを恐れて一口だけかじったところ、汁が勢い良く飛び出てコートをべちゃべちゃにしたことがあります。皆さんも小籠包を食べる時は気をつけてください。


小籠包も餃子も言わずもがな美味しかったのですが、牛肉麺は口に合いませんでした。
あとサツマイモの葉をニンニクで炒めた料理が食べたかったのですが、残念ながらこのときは売り切れてました。またリベンジしたいです。


晩ご飯を済ませたあと、猫カフェに向かいます。
日本の猫カフェは猫を愛でることがメインコンテンツになっていますが、台北の猫カフェは普通に食事や勉強をしている人の中に、おまけ程度に猫がいるといった印象でした。
店内で猫を追っかけ回す自分の場違い感が凄かったので早々に退散しました。




最終日は市内を散歩しながら、気になるお店を巡りました。


moomという書店で写真家の濱田英明さんの個展が開催されていました。僕がフィルムカメラを始めるきっかけになった人です。濱田さんの写真は色や質感もそうなのですが、キメに行き過ぎないというか、被写体に干渉しないというか、いやらしさがないところが好きです。


お店の名前も場所も思い出せないのですが、なんとも言えない良いにおいに釣られて、老夫婦が営む街角の小さな食堂で軽食を取りました。油飯という、炒めたお米に豚の角煮をのせたものがとても美味しかったです。確か日本円で50円くらいだったと思います。



旅の終わりには、海邊的卡夫卡(Kafka by the Sea)という村上春樹氏の小説のタイトルをそのまま取っているカフェに行きました。
海辺のカフカは僕が初めて読んだ村上作品なので思い入れがあります。実家の兄の本棚にあったのを読んだのをきっかけに、そこから村上春樹の本を読み漁るようになりました。


ここではレモネードと、ねじまき鳥クロニクルで登場するサンドイッチを食べました。
ハム、チーズ、卵、ケチャップが挟まったサンドイッチにコンソメ味のポテトチップスが添えられており、ジャンキーで美味しかったです。


店内は広々としており、大きな窓ガラスから日光がたくさん入る素敵な空間でした。ワンオペで店員さんが忙しそうだったけど。
店内には台湾の大学に留学しているらしい日本の学生が二人、雑談しながら勉強していました。ここで勉強した時間が後々良い思い出になるんだろうなと勝手に想像し、羨ましくまりました。


これにて2020年正月の台湾旅行は終わりを迎えました。
台湾、想像以上に自分の好きなもので溢れていて幸せでした。

また写真と併せて文章を書きたいなと思います。
早く海外に行けるようになるといいな。

おしまい。

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