『非認知能力:概念・測定と教育の測定可能性』2章 グリッド
グリッドは
「長期的な目標からの保持・脱落」と関係(p.31)
目標構造は
集団において成果(遂行)と学び(習得)がどれだけ重視されているか(p.42)
で、
生徒が学級を習得的と捉えた場合には失敗の原因を努力不足に帰属し、ー遂行的と捉えた場合には失敗の原因を無能さに帰属し、あきらめやすいことが示唆されている。(p.43)
教育の可能性には、達成できる気持ちを育むことを挙げているが、ここに先行研究がどれだけあるのかがわからず、筆者がふわっと言っているだけなのが気になる。その提案がどれほど妥当かが微妙。列挙している先行研究から全員が押しなべて同じ認識になるとは考えにくく、大きな飛躍がある。
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