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京都観光地じゃないところも散策~石清水八幡宮~

 大阪に住んでいた頃に、小学校の遠足で石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)に訪れたことがあった。
 ある日、父が、石清水八幡宮の近くに引っ越すと言って、あれよあれよという間に京都に住むことになりました。
 何かと縁がある石清水八幡宮の事も少し書いてみようと思います。

京阪本線の石清水八幡宮駅

石清水八幡宮駅のバスターミナル
券売機の横にある展示コーナー

 京都駅からだと、近鉄京都線(橿原神宮前行)に乗って、丹波橋駅京阪本線に乗り換えになります。
 近鉄の丹波橋駅から、京阪の丹波橋駅は連絡通路があるので、少し歩きますが屋内なので移動が比較的楽かと思います。
 京阪本線(淀屋橋行)に乗り、石清水八幡宮駅を下車。
 昔は八幡市駅という名前だったのですが、いつの間にか名前が変わっていました。
 歩いて山頂にある本殿に行くことも可能ですが、駅を出て左手にケーブルカー乗り場があります。

石清水八幡宮は山の上

  駅を降りたところにある喫茶店の前に胸像があります。

八幡市の竹を使ったフィラメントが
一番耐久性あったとか

 一の鳥居の近くにある、走井餅(はしりいもち)老舗さんのブログに詳しく書いてありますね。

走井餅老舗
以前は直通でケーブルに乗れましたが
今は、少し離れています。
ケーブルカーは15分おきに発車します
ケーブルカーの中から
赤い陸橋の向こうの方に
京都競馬があります

 ケーブル八幡宮山上駅を下車し、右手の道を進んでいくと食事処のあるエジソン広場に出ます。
 そこに走井餅の出張所があり、タイミングがあえばそこでも購入することが出来ます。

左手は展望台を経由して、本殿に行くことが出来ます。
 お好きなルートを選んでください。

 ※広場の手前に公衆トイレがあり、その向かい側に摂末社の三女神社(さんじょ、さんみょうしんしゃ)があります。
 宗像三女神ですよね。
 多紀理毘売命(たぎりびめ)、市寸島姫命(いちきしまひめ)、多岐津比売命(たぎつひめ))が祀られています。
 ちょっとしたご縁を感じ、ケーブルカーに乗る前か、降りて本殿に向かう前にお参りしています。

 歩いて上る人はケーブルカー乗り場とは反対側の、バスターミナルを通り抜けるとすぐに一の鳥居が見えてきます。
 一の鳥居の向こう側は、頓宮になります。
 普段はとても静かな場所で、人目を気にせずに建物を楽しむことが出来ます。
 頓宮を抜けると、すぐに見えるのが高良神社の鳥居。
 ひっそりとしてて、うっかり見逃してしまうかもしれませんが、森閑とした雰囲気のある神社です。
 太鼓祭りというお祭りがあり、何基かある神輿が、この高良神社を目指します。

 一の鳥居を通り、二の鳥居の側の裏参道から歩いて上ってきた人は、途中で石清水社にも寄ってみてください。
 とてもこじんまりとしていますが、写真を撮っていく人がちらほらいるくらい雰囲気があるスポットです。

ようやく本殿へ

 石清水八幡宮のHPにもあるのですが、平成28年2月9日 石清水八幡宮国宝に指定されています。
 そんなに大きな神社ではないのですけども、細かく見ていくと思っているよりは時間がかかるかも知れません。

年末からお正月に向けて、スロープが設置されます
普段はスロープはありません

 京都の裏鬼門(南西)を、ここ石清水八幡宮や、城南宮、壬生寺などが鬼門封じを担っています。

この鬼門封じの傍に
オガタマノキがあります

 ↑のサイトに詳しく書かれてありますが、石清水八幡宮の色んな所に双鳩(そうきゅう)が装飾されています。

見にくいですが本殿の阿吽の鳩

 双鳩と橘の装飾が綺麗な所もあるのですが、この橘の日本酒も販売されています。
 私はまだ飲んだことがないのですが、お友達に送ったところ、美味しいお酒だったということです。

 本殿の周囲には大小の社殿があって、つい最近まで若宮社の修繕が行われていました。
 今はどの社殿も見ることが出来ます。
 八幡大神と縁の深い神様を祀っているということで、ぐるりと全部のお社を参ると、日本各地の神様に参拝できるようになっています。
 時計回りで参拝するほうがいいようですが、私はその時の気分で反時計回りでお参りすることもあります。

 三の鳥居の近くに神馬舎があるのですが、昔は馬がいました。
 白馬(葦毛だったかも)の時もあれば、栗毛の馬もいたように記憶しています。
 子供の頃にもよく行っていたのですけども、この馬を見に行っていたようなもので、参拝した記憶がほぼありません。
 三の鳥居ふきんには、一ツ石という、「勝負石」とも呼ばれる勝負必勝・勝運の石があります。
 足元に円形の敷石のようなものがあるのですが、自然のものだそうです。
 江戸時代には、参拝を終えた参詣者が一ッ石の前で再び本殿に向かい拝礼するという習わしがあったとか。

 9月15日は放生会というお祭りがあるのですが、石清水祭と呼ぶようです。
 夜に参加した友達から聞いたのですが、随分と昔の事で記憶はあいまいですけれども
 喋ってはいけないということで、とても静かに粛々と行われると聞いたことがあります。
 厳かな雰囲気だったそうですよ。
 葵祭で知られる賀茂祭(賀茂別雷神社・上賀茂神社、賀茂御祖神社・下鴨神社)、春日祭(春日神社)、この石清水祭が三大勅祭と言われています。

 石清水社の近くに松花堂跡があります。
 松花堂は、石清水八幡宮の社僧である、松花堂昭乗が晩年に構えた草庵です。
 今は同市内にある松花堂庭園・美術館に移築されています。

 石清水八幡宮から歩いていくには距離があるので、バス(約10分)に乗って移動するのがお勧めです。

 本殿が山頂にあるせいか、毎日山登りをされる人も多く、本殿のおふだ・お守り授与所のそばに、台紙とスタンプ台が置いてあります。

 食事をする所は少ないのですが、本殿からすぐの石翠亭(セキスイテイ)のうどんは、お出汁がきいていて子供たちが時々行きたいと言ってきます。
 季節限定の桜のうどんもあるそうなのですが、私はまだ食べたことがないです。
 なんでも、境内にある桜を材料にしているとか。

 駅前の朝日屋さんで、先日、棒寿司を食べたのですが、予想を超えて美味しかったです。

箸袋が棒寿司のイラストがなんだか可愛い
ぶれまくってますが、子供たちにも好評だった棒寿司
鯖寿司がお好きであれば、食べてみてください
京都と言えば、にしんそばですね
海老天は次男のアイドルです
外せない逸品

 駅からすぐで、ケーブルに乗ってしまえば、あっという間に本殿に行けます。
 ケーブル八幡宮山上駅から少し歩くので、足が悪い人にとっては大変かもしれませんがそうではない人だったら、楽に行けるかと思います。

 石清水八幡宮からだと、徒歩圏内に飛行神社があります。

 落書きOKの、通称らくがき寺というのも徒歩圏内でしょうか。

 余力があったら、足を運んでみてください。

 石清水八幡宮は、私は頻繁に足を運んでいるので、いつも滞在時間は30分以下ですが
 それだと、色々なものを見落としてしまったり見逃しているなというのを、これを書いていて実感しました。
 あれもこれもと紹介していたら、むやみに文字数だけが増えていくばかりなので
 興味が湧いてきた人は、自身で調べてみてくださいね。

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