見出し画像

蒼氓記(2024/05/26)

春はあけぼの

美しく賢い中宮定子、
すべてを失いたったひとりぼっち。
世界が灰色になってしまった定子に、世界はこんなに美しいでしょうと四季の美しさを伝える清少納言。

「明けない夜はない」という想いを伝えた、清少納言から中宮定子に向けた深い愛だったのだという設定。
定子役の高畑充希さんの透明感、
定子が読んでいる姿をみて、ファーストサマーウイカさんが影で表現する号泣。
このあとの帝のなさりようや、史実を考えるとぐぬぬ、となってしまうけれど。
千年以上の時を経てもなお、わたしたちの心を掴んで離さない『枕草子』のあの一節。
『伝えずにいられなかったもの』の持つつよさ。

今年の大河ドラマ、たまりません。 
最高権力者になっても手紙で呼び出せばきてくれる道長、まひろがホントのことを伝えられて本当によかったなぁ。
もう二人が結ばれてハッピーエンドで良くなくないかと、駄目ですか?!

初・柳都会

新潟の小池さんにお声掛け頂いて、
初めて参加してきました『柳都会』。
noismの金森さんと稲葉俊郎さんの対談。
心臓外科医だった稲葉さんが医者を辞めて芸術へと舵をきったこと。
寝てる間が本当の自分で、起きてる自分は影でしかないこと。
芸術が統合する本当の自分、なんだかとてもスピリチュアルな内容にどきどき。
結論としては、人として豊かに生きるためには『ホンモノ』にふれること。
アスクレピオスの話は、わたしもずっと昔から考えていたこと。
お金があったら、月岡温泉でやってみたいと考えていたやつでした。
来てくれないかな、稲葉さん。
ヒプノセラピーを提供する我が身として、
くすりになる言葉を使えるよう、本物を目指して精進しようと決意しました。

川崎祥子さん35周年コンサート

桜木インターの事故で3曲聞き逃してしまったのですが、笑顔も語りもピアノも最高!
たくさんのファンの方が、一音も聞き逃してなるものかと暖かく見守る、それはもう素敵な時間でした。

途中から隣の席に見覚えのある男性が座られたのですが、ナマラの江口歩さん。
終了後「お久しぶりです」とご挨拶すると、「あれ?だってすごい遠くじゃなかった?」
「大ファンなので、柏崎から来ちゃいました(笑)」
わたしが知らないだけで、
会場のなかにはとんでもない方たちがたくさんおられたことでしょう。

いつも、音楽って楽しいよね!?を全身で表現してくださる川崎さん。
今日も紅風で泣けてきちゃうのさ。
かろうじてこらえていたら、ウィ・アー・ザ・ワールドで映し出された写真の中に、尊敬する先生方と一緒に舞台に立たせてもらった写真が入っていて。
もう我慢できませぬ。

めっちゃ愛されてる川崎さん

感染症の大変なときも全部乗り越えて、こうして祝えることの大切さを改めて噛み締めました。
不要不急なこととして切り捨てられたあの時間を乗り越えた、すべての演奏家や表現者の皆様に。
心からのリスペクトを!

やー、
なんかもうすごい濃い日曜日でしたとも❤️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?