藤居朋の専門学校について考える、秋

酷い暑さに襲われた夏を超え9月に入りました。いよいよ景色も秋を感じさせる時期ですね。
そこで、この記事ではアイドルマスターシンデレラガールズに登場するアイドルの一人、藤居朋が通っていたとされる専門学校についての推察・考察をしていきます。

0-はじめに

藤居朋が「かつて専門学校に通っていて、アイドルにスカウトされた際に中退した」というのは、担当内では有名な話です。Googleで「藤居朋」と検索するとサジェストに「中退」と出るくらいには有名です。

中退がサジェストされる系アイドル

しかし、彼女が通っていた専門学校が何であったかについては公式から一切語られていません。そこで今回は各種セリフや描写、現実的な視点またはメタ的な視点から彼女の通っていた専門学校を絞り込んでいこうと思います。

1-藤居朋の専門学校についての前提知識

1-1 作中内での言及について

 藤居朋はアイマスのアイドルの中でも珍しく公式で「専門学校を中退している」ことが確定してるアイドルです。この設定はスターライトステージ(以下デレステ)に藤居朋が実装された際に判明しました。

専門学校はやめてアイドルに…決断のときって書いてあったし…

(デレステ)R 藤居朋:ホーム画面セリフ

その後、モバゲー版シンデレラガールズ(以下モバマス)にぷちデレラが実装された際に、逆輸入されるような形で言及がされました。

専門学校に通ってたけれど…スカウトされた日にやめちゃった。運を信じて、今はアイドル一本よ!

(モバマス)ぷちデレラ:メイン画面セリフ(Lv21~30)

藤居朋の専門学校とその中退に関する直接の記述はこの2つのみです。
両者ともに「アイドルにスカウトされたので、占い結果という後押しもあって専門学校をやめた」という旨のセリフとなっています。
また、モバマスにて実装されていた「シンデレラヒストリー」というコミュの中で当時高校生だった朋が進路について話すシーンにて少しだけ専門学校に関する話題がありました。

進路も、占い系で探してて……
知ってる?最近は、占いの専門学校とかもあってー

(モバマス)シンデレラヒストリー「あたしが信じるもの」

以降のカードやコミュでは専門学校や専門学校時代の話については直接あるいは間接的ないしは匂わせとみられるような表現はなく、一切触れられていません。

1-2 専門学校の所属期間

 藤居朋がどのくらいの間、専門学校に通っていたかは年齢などからある程度目星をつけることが出来ます。
シンデレラヒストリーの描写から高校卒業後、すぐに専門学校に入ったと思われます。よって入学時期は4月でほぼ間違いないです。
また、藤居朋の最初のカードはモバマス・デレステの両者ともに「ひな祭り」がテーマの衣装です。デビューの時期がひな祭りのある3月であり、スカウト時点で19歳であることから、アイドルにスカウトされたのは少なくとも専門学校入学後の7月以降であるとわかります。
よって、藤居朋が専門学校に通っていた期間は大雑把に見積もって半年程度と考えるのが妥当です。

多分こんな感じです。

2-専門学校を絞り込む

 前項で述べた通り、藤居朋の専門学校に関する直接の記載は極めて少ないです。通っていた専門学校について考える前に、様々な理由から「ここはなかったんじゃないか」という可能性が高い系統の専門学校を挙げていきたいと思います。

2-1 本人の苦手分野である

 作中で藤居朋が苦手と言及している事柄がいくつか存在します。とくに有名なのは「料理」と「裁縫」でしょうか。あまり手先が器用ではないらしく、出来ないわけではないものの苦手意識はあるようです。そのような理由からそれらに類する専門学校ではないと考えます。
【例】
・料理系(調理師、パティシエなど)
・服飾系(ファッションデザイナーなど)

2-2 設定判明後に登場したカードで言及がない

 「専門学校中退」という設定が判明した後に追加されたカードの中には、専門学校で学べるような職業やテーマを取り扱ったものがあります。しかし、それらのカード内において、専門学校時代の話題、例えば「昔、学校で習ったっけ……」といったような匂わせらしきセリフが存在しないため、ややメタ的ではありますがそれらの専門学校ではなかったのではないかと考えられます。
【例】
・ブライダルプランナー → [ハピネスウェディング]
・音楽関係 → [タラン・ミュジーク]
・演劇系(舞台、声優など) → [タイムレスフォーチュン]などの劇中劇カード

2-3 就職ハードル的に考えにくい

 専門学校は将来就職する各種職業にまつわる実践的な知識や技能を習得するための、あるいは就職のための試験合格を目指す学校です。そのため、学校を選ぶ時は卒業後のキャリアを見据えた選択をすることになります。この時、藤居朋自身の希望でない=占い関係でない学校を選んだ場合、就職までのハードルが極めて高い、または大卒など別の有力な選択肢のある職業にまつわる専門学校を選ぶことは考えにくいのではないでしょうか。
【例】
・医療系(医者)
・法律系(弁護士、司法書士など)
・公務員系

2-4 加入しているアイドルユニット的に考えにくい

 完全にメタ的な視点からの絞り込みとなってしまいますが、藤居朋が加入していて、かつ物語上の結びつきが強いユニット(ハートウォーマーなど)のメンバーが強みとしている個性や趣味に関するものではないと考えます。そのユニットメンバーに対して「あたし、それの専門学校やめてアイドルになったんだ」って言うの気まずくないですか?
【例】
・メイク系 → 井村雪菜
・服飾系 → 杉坂海

3-ありそうな専門学校

 前項での内容を踏まえて、今度は逆に「十分あり得そう」な専門学校を個人の主観で3つピックアップしたいと思います。

3-1 占い系

教室でみんなこんな格好してるんですかね

作中で唯一本人の口から言及されている専門学校です。ぱっと見「本人が言っているのだから、これでは?」と思うかもしれませんが、そうとも言い難い理由もあります。

【あり得そうな理由】
①作中で唯一本人の口から言及されている
②本人の志望する進路なのでモチベーションが高い

【反例】
①周囲が進路に反対している
→これは先に引用したシンデレラヒストリーの朋のセリフに続くシーンがそれに該当します。直接進路に反対しているわけではありませんが、快くは思われていないことがわかります。

友人A「前から言おうと思ってたんだけどさぁ、あんまり信じすぎない方がいいよ?占いって、インチキばっかじゃん。実際。」

(モバマス)シンデレラヒストリー「あたしが信じるもの」

②望んだ進路であるにも関わらず、アイドルスカウトされた日に辞めている
→望んだ進路ならばやめる必要はないと思います。①を踏まえるなら、周囲の反対を押し切って進んだ進路でもある為、少なくとももっと悩む気がします。

作中で唯一言及されていますが、藤居朋というキャラクターの描かれ方から見ても違和感が残ります。個人的にはここではないかなと思っています。

3-2 看護・介護・保育系

ふ~じ~と~も~(ナースのお仕事)

数年後の就職を見据えた進路であることを踏まえると、ある意味最も無難な選択肢です。

【あり得そうな理由】
①無難な選択である
朋自身が直接望んだ進路でない以上は、どの学校であってもモチベーションはそこまで高くないはずです。特に行きたい学校が無いとすると周囲も選択することの多いこれらの職業を一緒に目指す無難な選択ではないでしょうか。
参考として2011年当時の高校生が就きたい職業ランキングが掲載されたページを載せておきます。

②周囲が推薦してきそう
進路として無難なので、周囲からの反対もなく、むしろ占い系に行くよりかはこちらを推薦してくると思います。

③中退を即決することに筋が通る
望んだ進路ではないため、辞めることに躊躇がないことにも一定の筋が通ります。

【反例】
①デレマスアイドル内にキャラ被りが発生している
看護は柳清良さんや夢見りあむさん、保育は持田亜里沙先生とキャラ被りが発生します。中退してるわけなので、正確には被りではありませんが後付け的な設定でわざわざ被せることもないかな……とは思います。なので介護系の可能性の方が高いでしょうか。

②作中で一切言及がない
こればっかりは仕方ありません。

3-3 指圧マッサージ・インテリアコーディネーターなど

ゲキアツです

一見つながりのないこれらの職業、実はある点において共通項があります。それが「占いでも用いることのあるスピリチュアル的要素が関係している」という点です。

【あり得そうな理由】
①他よりも入学に対するモチベーションが高め
指圧マッサージ(按摩なども含む)は東洋医学の哲学体系が背景にある技術ですし、インテリアコーディネーターでは恐らく風水が関わってきます。占いそのものではないですが、占いと共通の考え方や哲学が関係する職業ということもあって、他よりもモチベーション高く選ぶのではないでしょうか。

②占い系よりは無難なので反対されにくい
進路として占い系よりは地に足のついた職業である為、周囲からの反対もそこまでないのではと考えられます。

以上の理由から先に挙げた2つよりかは可能性が高いと考えています。

【反例】
作中で一切言及がない
何故ないんでしょうか。

4-結論

情報が少なすぎて完全には絞り込めませんでした!!!!

私個人としては
「昔ちょっとかじってたから、人より得意なのよ。やったげよっか?」
という展開が望める指圧マッサージ系がアツい!と思っています。

皆さんも藤居朋の通っていた専門学校に想いを馳せて、秋の夜長を過ごしてみてください。

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