日曜の朝

 休日に早起きしていろいろできる人に憧れる。マラソンしたり、家庭菜園をしたり、旅行に行ったり・・・。せっかくの休みの時間を体力回復だけに充てるのは非常にもったいないと私は思ってしまう。そんなことを考えながらも、特に何もするわけではない。例えばゲームをして今までクリアできなかったステージをクリアするのに充てるのだって十分有効な休みの使い方なのだろうと、こうして文章に書き起こしてみると確かに思うが、なんだか終わったあとに虚しく感じる。
 そうこうして、何かしっくりこないという自分のわがままに付き合っているうちに、週末が終わっていくのだ。モヤモヤしたまま再び仕事が始まる。
 喜ばしいことがあった。悲しいことがあった。不安なことがあった。一週間何があったか。日常はおもったよりも平坦じゃない。タイムカードを時間通りに切るだけでお仕事が完結するならば苦労はしない。だいたいそうやって割り切れないうちに重力崩壊していくんだ。
 カレンダーは5月で止まったまま。今日やっとそれに気がついた。あの頃が人生最大の転機だと思っていたけれど、それからいくつも壁にあたって、3ヶ月前のことなんて忘れてしまっていた。今日はご飯も少なめにして、運動も少なめにして。きっと疲れているってこういう状態なんだ。休みましょう。

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