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発達支援・特別支援に関する発信

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障がいのある子どもと関わる方向け。 働いてきて抱いた意見や、ここが肝だな!と感じた関わり方のコツ、などなど。
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#教育

#29 可変と不変を見分ける知恵を

こんにちは。にわのです。 障がいのある子どもたち・重度心身障がいのある方たちの支援をかれこれ17年してきました。 今日は働いてきた中での「座右の銘」 常に自分に言い聞かせてきた言葉について書きます。 ニーバーの祈り 神学者ラインホールド・ニーバー(Niebuhr, Reinhold)による祈りの言葉です。 社会福祉主事の資格講座で中央福祉学院の授業を受けた際、「心の平和の祈り」として先生が紹介されていました。 私自身はキリスト教徒ではありませんが、本当にその通りだな

#32 「絶対あかん」は3つだけ

障がいのある子どもと関わる育てる、 発達支援初任者に向けたシリーズ、第2回です。 前回、まずは子どもの味方を目指すこと。 基本の姿勢は全肯定でスタートしよう、という話をしました。 そりゃ素敵だけど、「何でもアリ」って訳にはいかんでしょう? 無責任に「全肯定」なんて言うもんじゃないよ と思ったあなたに向けた第2回。 もちろん、「断固やめさせる」最低ラインはあります。 が、 一般的に思われているより限定的、具体的には3つだけ という点について今回書きます。 絶対にストッ

#23 「鬼さん来るよ」をやめてこそプロ 【子育て職の専門性】

子どもが言うことを聞かない時の大人側秘密兵器「〇〇が来るよ」。 鬼、お化け、妖怪、幽霊 「日々の親子バトル」市場を発見&開拓している会社が参戦してきて、子どもにいうことを聞かせたいあなたにおすすめ!と鬼から電話がかかってくるスマホアプリが流行ったりもしていますよね。 私の意見としては、日々の子育てに疲れ切って消耗してしまうことを回避できるなら、親が使う分にはOK、と思っています。 ただ、「仕事」として子どもと関わる場面については別です。 今日は、いかに「鬼さん来るよ」的