カードゲーム上達法の考察〜自分は何をするべきプレイヤー?〜
どうも、ゆいはです。最近noteばっか書いててシャドバやってない口だけ小僧になってきてます。
今回書くのはタイトル通り、「何をしたらカードゲームが上手くなるのか」についての記事です。
ちなみに何故これを書くのかというと昨日調整チーム内通話で練習方法とか自分はどういうタイプのプレイヤーなのかって話になって気づいたら今日もぼんやりとこのことを考え続けてモヤモヤするので書きます。
つまり完全に趣味です。こういう手の話が好きだから自分なりの意見だけ置いておきたいので書きます。
なお筆者は何の実績も無いカードゲームプレイ歴6年のそこら辺にいる一般シャドバプレイヤーです。そんな奴が書いてる記事って認識で読み進めていただけると幸いです。
色々紐解いてみる
めっちゃバカなんですけどまず練習方法とか色々定義する前に、自分の考える「プレイヤーとしての実力」を形作る要素を下の式のように表現してみました。
はいドン!
基本形式
・ひとつの要素×n時間×効率=ステータスa
ひとつの要素…実際のプレイや座学など
n時間…nのところに実際に使った時間数が入る
効率n…その人の練習効率。「ひとつの要素」に対しての解像度が高いか低いかによってnが変動する。
みたいな感じ。伝われ
これのひとつひとつの要素が何個かあって6角形のステータスで表示されるみたいな感じ。でその図形が大きいほど「プレイヤーとしての実力」が高いと定義する。
今回はそれを5つの項目で分類して話をしていく。
ではこれが今回のメインとなる式のようなもの
色々初見の俺が作った造語みたいなのがあるので順々に説明します。
自分の考える「〜〜〜型」
なんかカードゲーマーのプレイ指針とかの話の際にプレイヤーを2つにジャンル分けする時に色々と〜型みたいに分けて話す時みたく自分もある程度タイプ的なのがあると思ったんで今回は
「時間投資型」と「時間節約型」
に分けた。
上の分類の話をする前にちょっと余談なんですけど、こういう話題に挙がりがちな(理論派)と(感覚)って分け方に自分は懐疑的で…というのも大前提として理論である程度のラインまで進んでるはずなんですよね。
例えばそのターンの正解を90秒間で出す際に9割がたを理論で突き詰めた上で最後に確率に頼るのか、今までの経験と勘に頼るのかっていうのが自分が(理論派or感覚派)に対する解釈でして…
ようはこれってめっちゃ上位のプレイヤーじゃないと分類出来ないと思ってるんですよね。
だって下手なら経験も勘もアテにならないじゃないですか。下手であれば理論を突き詰める以外に道は無いと思っているので今回はメジャー(だと思ってる)分類の仕方はしないです。
では話を戻します。
時間投資型
これに分類するのは上の式でいう
①実際のプレイ体験×(n時間×効率a)=A
②座学×(n時間×効率b)=B
が該当します。
プレイ体験も座学も費やす時間によって効果が変わると考えているので式の中に時間を入れました。
効率aとbに分かれているのはそれぞれプレイ体験と座学という離れたジャンルで吸収力に違いがあるはずなので効率も変数としてaと bに分けています。
この①と②がカードゲームでいう練度の部分の大枠を占めている要素だと考えています。時間だけ費やしても効率が良くなきゃいけないし、効率が良くても時間がなければ上手くいかないのでプレイ体験と座学は時間と効率に密接に関係していると思います。
①について…
実際にプレイしないと脳内処理だけではわからない部分、例えば大局観などは脳内ではなんとなくの大枠こそ多少はイメージできるけど実際に対戦しないとわからないっていうことがほとんどだと思ってます。
これがここでいうプレイ体験
ここに割いた時間と効率aが合わさってAのステータスとなる訳ですが、ここでいう効率aという変数は何かというと
・日毎の体調、コンディション
・得意、不得意
・身の回りの環境等…
によってここの数値は変わってくると考えています。具合が悪ければ効率に悪影響が出やすいしそのデッキの得意度合いによっても自分の手応えが変わってきます。
身の回りの環境というのは所属しているアマチュアチームや友人などの対戦相手をイメージしてもらえると良いかもしれません。もちろんランクマやレートなどのも該当しますし、対戦相手の種類や幅は効率に影響を与えてると思います。
これがステータスA。
②について…
自分のプレイだけじゃ本当にそれが良いプレイかを自分で判断するのは凄く難しいことです。勝っていてもそれがイコール正しいプレイとはならないことはカードゲームの常であり、間違ってる手は明日にでも攻略されてて振り出しなんてこともザラです。それを他者のプレイ体験を見て俯瞰視して自分のプレイと擦り合わせて自分のプレイを修正する。
これが座学。
効率bというのは上の効率aと大体似たような内容です。環境という話だとDiscordで画面共有をしてくれる人がいるか、その人のプレイヤーとしての実力はどうかというものと、プロ選手の配信でプレイを見れるかに寄ります。
①と②の関係
そしてどっちも時間をかけるほど大なり小なり自分の力となるわけですが
・プレイ体験を積んだ方が上達するのか、座学に時間を割く方が上達するのかどっちなんだい
っていうのがこの2つを語る上で結論を出す必要のある部分だと思います。
2つのメリットとデメリットですが
プレイ体験を積んだ場合
メリットは同じ場面で多少感覚に任せてプレイしても正着を踏みやすい。回数を重ねるほど精度も増す。
デメリットはそもそも自分が正着だと思ってるプレイが実は誤っていても修正するキッカケがないとそのままの認識になってしまう。
座学を積んだ場合
メリットは自分の知らない択や、より精度の高いプレイの発見を得やすい。
デメリットは実際のプレイ体験をしてるわけではないので自分の試合でちゃんと観たものをプレイに落とし込めるか未知。おそらく定着はしていないので知ってるだけで出来ないという状況になっている恐れがある。
時間を割いても新しい発見があまり無かったら効果が薄くなりがちというのもある。
というのが何となくの認識ですが、こればっかりは最終的に頼れるのは「今までの経験値n」になってくると思います。どっちの方が自分に合っているかを判断するのは今までの経験かなーと。
僕は今のところは最初からプレイ体験に時間を割きすぎるのは非効率だと思っているので最初は座学に時間を当てた方が良いかなーと考えています。残り時間をプレイ体験に使い、納得できないことがあれば座学にまた戻るという循環が最近は推しているサイクルです。(実績0)
この項目のステータスが高い人は自分のプレイに対しての実践面での言語化能力が高いと思います。構築とデッキ選択が正しいかはわからないけどデッキを使う上での勝ち筋は理解している的な
てな感じでもう一方に行きましょう。
時間節約型
これに分類するのは上の式でいう
③メタゲームの把握=C
④デッキ選択=D
⑤デッキ構築=E
が該当します。
特に時間をかける必要はなくその時々の断片的な情報を元に総合的に判断できるのが③〜⑤の要素
ちなみに僕はこっちの方が苦手なので下の文に理解し難い理論を書いているかもです。
③について
デッキの流行は主にjcgを見てデッキ分布が把握できるし、その環境内にあるデッキの構造と理解ができていればそれぞれのデッキ分布理由がわかると思います。
分布は情報をまとめているアカウントを見ればすぐわかるので、後は各デッキの大まかな大局観などの構造が理解できていればなぜこのようなメタゲームになっているか、次はどのデッキ選択が良いのかが自ずと把握できてくると思います。
大まかな大局観とデッキの構造については時間をかけずとも採用カードを見ればどういうデッキかがそれなりに理解できるはずで、大きく精度がズレていなければメタゲームの構造については自らの力で考えられるはずです。
④について
デッキ選択はメタゲームを把握した上で何を自分が握るかの判断です。
メタゲームに最適なデッキを選べばこの話は終わりかというと違くて、そのデッキが自分にとって最適かはまた別の話だと思います。
要はその選択で自分のステータスA、Bに納得ができるかが重要です。使ったことない、見たことないデッキが最適なのは環境上で見た時にすぎず自分にとっては時間を割いた別のデッキの方が良いなんてことはザラです。苦手なデッキとかもあるし。ただ一部のプレイヤーは過去の経験からデッキ登録直前にデッキを握り変えて本番が始まるまでそのデッキを回し続けるという荒技でステータスA、Bの数値を高めてきます。許せねぇよ…
ちなみに、その上で自分はこっちのデッキが使いたいから最適なデッキを握らないというのを情の選択と僕は呼んでいます。
また、最適なデッキということは他の半分近くのプレイヤー、ひょっとすると7割以上のプレイヤーが握ってくる可能性がありミラーが発生するのを嫌う、もしくはミラーだと実力差が露骨に出てしまうことを嫌って最適デッキに対して強いデッキや奇襲性のある標的を絞ったデッキを弱者の選択と僕は呼んでいます。俗にいうメタデッキ。
ここのデッキ選択については「何に勝ちたいのか」、「何で勝ちたいか」の差であり前者は最適な選択を目指す際の指針になりやすい。
⑤について
③と④の判断が正しいのであればそこに合わせたデッキチューンをすればデッキは完成します。しかしどちらか一方でも誤っていると変なデッキリストになってしまう可能性も孕んでいます。
逆に③と④をバッチリ読み切り最適に組んだデッキは自分のステータスA、Bの数値分かそれ以上に爆発することでしょう。これをデッキにキャリーされると言われたりしますね。
「時間節約型」の3つの要素は「時間投資型」が片方ずつ、もしくは両方同時にこなすのに比べて、③→④、③→⑤と段階を踏んでステータスの数値が決まってくる気がします。
メタゲームが把握できていなければ最適なデッキ選択が分からず、メタゲームが把握できていなければデッキ構築もあまり意味のないものになってしまう可能性が高いです。最適な選択をしなかったとしてもメタゲームを見てそのデッキにおける最良のデッキ構築はできると思うので④と⑤は段階的ではないですね。
しかしこの構築ならこのデッキ選択でよかったとなるかもしれません。それはオリジナル構築デッキとかが回答しがちかな?
③〜⑤に関しては情報を精査する力が優れているかどうかが大事だと思います。ここのステータスを上げるやり方を僕は多分あんま理解できてないです。
ここの項目のステータスが高い人は環境や情報に対しての言語化能力が高いと思います。プレイの説明は出来ないけど状況の説明は出来るみたいな
ジャンル分けした上での練習法
さて長々とジャンル分けと項目の詳細を書きましたが、これを元にどうやって練習すれば良いかと2つに分類したタイプについての考え方を書いてこの記事を終わろうと思います。
僕の考える練習法
ステップ1.まずは③〜⑤の3項目をゲーム開始時点で自分なりの結論を出す。
ステップ2.その結論を元に①or②を実践する。時間を使う①〜②を闇雲に実践するのは無しよりだけど環境初期のランクマや大会などは例外とする。時間を費やすなら当然目標があった方がいい。カードゲームは対人戦であり相手は同じメタゲームを生きている人間であるためメタゲーム(仮想敵)の把握は必須寄り。
ステップ3.上のステップ2で手応えを感じれない場合はステップ1に戻るかリフレッシュする。手応えの感じる限りは時間を費やして良い。
ステップ4.余裕があればその日のプレイを終える前に反省。1回もしないのはNG。なるべくやった方がいい。
というような感じです。
2つのタイプの特徴と違い
それではこのnoteでいうところの2つのタイプそれぞれに比重を置いたプレイヤーのメリットデメリットなどを自分なりに考察していきます。
まず前提としてどっちも出来ていた方が良いです。それを理解した上で自分はどっちなんだーって見てもらえれば
時間投資型の要素に比重を置くプレイヤーの特徴
大半の時間はプレイ体験もしくは座学にあてると考えているため①〜②を重視するのはそうなんですが、③〜⑤のステータスが高くないと少し効率は落ちます。最適なデッキ構築やメタゲームを把握してないと時間を費やした意味が薄れてしまい易いです。メタゲームに追いついて構築を変えたところで練習時間がもうないなんてことも。
しかし多少③〜⑤のステータスが劣っていたとて、それを意に介さないほどの練習量と知識量で跳ね返すことも容易であるのが練度であり、費やした時間を盾にすることも充分に可能であると考えています。そのデッキのパワーが高いとそれだけ時間の盾が厚くなりやすいのも特徴。
特にRAGEのday1とかは対面のレベルがそこまで高くないこともあり「時間投資型」の方が良さそうだなーと思うことが多いです。
反対にこの手のプレイヤーはRAGEのday2以降などの強いプレイヤーが多くいる大会だと練度を盾にしづらくボコボコにされるなんてことが有り得ます。
これに抗うにはより効率よく①〜②をこなすか③〜⑤の要素を見直すことでしょうか。練度で上回るかデッキで上回る必要があります。ここでどっちも上手くいかなかった時に初めて運に頼るという方法が出てきます。要は時の運に任せるみたいな感じ。
時間節約型の要素に比重を置くプレイヤーの特徴
③〜⑤の比重が重い人は即ちメタゲームを読み切った上で選択する自身のデッキ選択に自信を持っているのだと思います。
極端な話だけどめちゃくちゃ練習したデッキを持ち込んでもその練習した対面がいないとほぼ意味ないですからね。結果的に時間が無駄になってます。①〜②に費やす時間や効率が悪くてもデッキ選択が優れているなら多少のことは間違いなくデッキが助けてくれます。
ただし選択が合っていても実際のプレイが正しいかなんてのは全く別の問題であり①〜②の要素をあまりにも蔑ろにしてゲーム自体に割く時間が短いと折角のデッキ選択が対面の練度によって破壊されてしまいます。③〜⑤がバッチリならあとは自分に合った練習を実践するだけです。
また時間がないからこその選択として③〜⑤を重要視する人も中には居ます。物理的に時間がないならメタゲームを読み切るしかないです。
こっちを重視する人はゲームに対して割く時間がコスパ良く練度以外の部分で遅れをとることはあまり無さそうです。
ワークライフバランスが良さげそう(小並感)
まとめ
というわけで5つの要素と2つにジャンル分けされたタイプについて書いていきましたが、結局全てやるに越したことはないんですが時間が有限なのも事実であり、本番のメタゲームなんてあくまで想定の域を出ないだけで予想外なんていくらでもありえるのがホントのところですねー。
練度は大事だけど70点の練度を120%活かすためにメタゲームを読み切る力か、90点の練度で相手の練度を咎めるのかと言った感じでしょうか。
プレイの言語化と練度が高い人を「上手い人」、情報の精査が鋭く大会シーンで上手くハマったときに結果を出しやすい人を「強い人」と呼ぶのかもしれませんね。
というわけで、「時間投資型」の人はプレイングについての言語化はできるので一回手を止めて周りを見渡しメタゲームをアップデートするっていうのを繰り返して時間の投資先を常に意識しましょう。
「時間節約型」の人は状況の精査はできているので後は練習効率を改善するだけです。教材や取り組み方が良いのか悪いのか考察しましょう。授業中に取るノートみたいな感じですかね。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。めっちゃガイドっぽく書いているけど上手い人からしたらこんなのよりもっとわかりやすく説明できるのかなーなんて…
とりあえず書きたいこと書けて良かったです。見てくれた人のカードゲームの取り組み方に少しでも何かヒントを与えられたら幸いです。
ではまた
グッバイおたく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?