庭ぐらしダイアリー 胸を打つ

今日も引き続き「エガちゃんねる」を観ていた。エガちゃんのyoutubeは結構感動させられるのだけれど、一番死にそうになった企画の話をする回で「江頭グランブルー」を挙げていて、それを探して観ていたら、自然と泣けた話をしてみることとする。

「江頭グランブルー」とは、「浅ヤン」(浅草橋ヤング洋品店)とバラエティ番組のコーナーである。水中で息を止めて何秒潜っていられるか、というシンプルな企画。ヨガの先生と対決して勝利を収めるが、同じくレギュラーだった清水圭に3分という驚異の記録を叩き出されてしまう。そんなエガちゃんリベンジをかけた最後の対決。なんと驚異の4分以上と大幅に記録を塗り替え、勝利を収める。簡単にいうと、そんな話である。

正直、水中で息を止めて3分以上は常人のものではない。リベンジの前日、清水圭の大記録に勝つには、気を失うしかない、とエガちゃんは思っていたらしい。まさに命がけの戦いである。バラエティの企画で死ぬ気で来られる方が困るかもしれないが、それでもこの気合は人の胸を打つ。実際、この動画のコメントには称賛のコメントが寄せられていた。

番組のいちコーナーに命をかける必要があるのか。と言う疑問は、愚問だな、とこの動画を観て思った。本気でやっている人にかけるのは、応援しかないだろう。それほどの気迫だった。番組として成り立たせるために、ブラックアウトせず立ち上がって、やり切った!というまでが必要だと思うと、なんとも言えなくなった。やり切った!と言った後は、覚えていないと言うから、カメラが切り替わったらブラックアウトしていたのだろう。

個人的には、これほどまでにかけることができるだけで、才能なのだと思う。そして、その人柄は芸風を超えて周りに伝わっていく。芸風的には営業妨害になってしまうかもしれないが、表面的に「汚い」「気持ち悪い」ではなく、「男らしい」「かっこいい」に変わっていくのだ。評価に左右されず、自分を貫く強さを感じた日であった。


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