one hundred books 11-15

画像1 染色家・柚木沙弥郎さんの生き方を、ことばを通して描いた本。最初に彼の師匠である芹沢銈介さんの作品を見て、その色鮮やかさとあたたかさ、柔らかさに目を奪われた。その弟子がいらっしゃると聞いてはいたが、この本で初めてその人柄に触れた。「80歳になってから物心ついた」という柚木さん。物腰柔らかだが、ただならぬ好奇心とそのアプローチに貪欲さがうかがえる。なんさいからでもはじめられる。わたしも見習おうと思った本である。
画像2 無印の文庫本。著名な方が簡潔に紹介されている。初代暮しの手帖の花森安治さんは尊敬する一人で、たまに読み返しては言葉をじっくりと噛み締めている。本自体は薄く、500円+税と気軽に手に取れるのも嬉しい。
画像3 面白い本屋さんが、人生を変えた一冊と言ってたので読んでみた。この本の存在を知っていたのに読めずじまいだったのでいい機会だった。ラダックの人々は、厳しい自然界で逞しく自分達を誇りに感じて生きている。新しい文化に緩やかに開きながら、彼ら特有の素朴さは残ってほしいと改めて思った。
画像4 去年の夏に出会って、再読。表紙のインパクトに思わず引き込まれた本。等身大に自分らしく生きていく前向きな考え方は、読んでいるだけで力をもらう。自分が自分らしくいることに対して勇気をもらえる一冊。
画像5 友人の紹介で読ませてもらってびっくりした。日韓のことについて、身近に感じられる本。自分のアイデンティティに少しずつ意識し、パフォーマーとして活躍するまでに至るストーリーが綴られている。彼のお母さんがとてもカッコよくて、思わず目を潤ませることも。小難しい用語も一切なく、彼の視点で書かれてるので、本が苦手な方でも読みやすい一冊。

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