5/3_本当にずっと真夜中でいいのに

GW、本しか読んでないけど大丈夫か不安だ。
その代わり狂ったように読んではいる。もう3冊読み切った。どうやら大体300ページなら1日で読めるという定量的データを得ることもできた。別に数でどうこうなる話ではないが、読んでないよりは良いだろう。
しかしなぜ読書は高尚な時間を過ごしたような気持ちになるのか。例え読んだものがライトノベルでも勉強したような、立派な時間を過ごせたような気持ちになる。文字を追っているだけで、頭の中では映像化して理解をしているため処理的には漫画と大した違いはないと思っているが、読書をすれば昔から「すごい」と言われるようなことだった。お得である。
積読している十冊のうち、半分近くが森見登美彦に関わる本だ。コラムやら対談集やら特集本やら、どんだけ好きなんだ。そしてどんだけ放置しているんだ。とりあえず対談集を読み切ったが、森見登美彦の作風でよく出てくる「腐れ大学生」はもうあまり出てこないという事実に少しだけしょんぼりした。まあ、いつまでも同じものを書いていけないよね。しょうがない。でも好きだったんだよな。憧れだった。そういう大学生活を送りたかった。
森見登美彦作品の腐れ大学生は、誰も彼もしょうもないことをしょうもなくなく過ごせていた。その熱量がくだらなくて好きだった。俺もできる限りそう生きれたらいい。変なところに熱量を見出していきたい。
ちなみに萩尾望都との対談で「森見作品の主人公は皆、自画自賛しながら言い訳しているのが面白い」と言っていて、まさしく俺じゃんとなった。知らぬ間に憧れに近づいているようで嬉しかった。まあ、褒められる内容ではないけど。
あれ、ただの書評みたいになってしまった。
要は生産性はなく、ただ無職らしく生きている、そんな一日だった。
これが好きなことして、生きていくということ…。

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