1/1_どうせ死ぬなら大晦日がいい

 あけましておめでとうございます。今年も無事に新年を迎えられました。

 例年年越しは地元の幼馴染みと過ごしているのだけど、今年というか去年は新型コロナのこともあり、皆集まれなかったので本当に久しぶり1人で年を越しました。

 そしたらすごいね年越しって、忙しい。観たいものも聴きたいことも一気にやるもんだからめちゃくちゃのまま年を越しました。
1人でいる時ほどあまり1年を振り返る時間を取れなかったりするもんなんだね。何人かでいると話題として「今年の自分」を話すことになるから、それのおかげで毎年振り返る時間を取れていたのだと気付かされた。
 とりあえず今年の紅白で1番凄かったのは星野源ですね。本当にすごかった。『うちで踊ろう』の歌詞が良すぎて泣いてしまった。見逃した全ての人の脳裏に転送されて欲しい。
誰にでも寄り添える歌なのは、誰もがどこかで感じたことを明文化されているからであの曲は去年の孤独をメロディにスッと表しているからそれができるのだと思った。2020年はきっと寂しい年だったんだなとあの曲を聴いて思い出せた。いいこともそれなりにあったけど、やっぱりある程度の人が思い詰めざるを得ない1日が多かったから、そういう年だったんだなと。
 自分は。
去年ずっと仕事に悩むながらもそれなりに自分のしたいことをして、楽しく過ごせたかと思う。
一昨年の自分と比べて大きく変わったのは「自分は普通ではない」ことに気づけたこと。それは決して俺だけのことではなくて、人は皆普通ではないそれぞれが個性的で強みがあるのだと分かった。
基本的に俺は自分に自信がない性格というか、自信がないことで自分を守るような癖があったのだけど、俺にも得意なことがあって、人から見たら「才能」らしきものがちゃんと形作られているのだと知ることができた。それはとてもよかったと、思います。空想じゃなければいいんだけど。
 実は去年の目標は有言実行で、自分の言ったことを実現していくことを目標にしていたのだけど、これを掲げて1年かけて気づいたのは「とりあえず言う」ことの大切さと、言っても言わなくても実現しなかったことは忘れていくこと。
だから今年も「有言」は努めていこうと思う。実行するかどうかはその時の俺に任せる。
 今年。
今年の目標も去年と同じく前向きで何か行動に直結する言葉を選ぼうとしていたのだけど、パッと自分に引っかかったのは「創意工夫」という言葉でした。
まあ、自分なりに直面する出来事に対して解決していくためでも自分に落とし込むためにも、細々と「創意工夫」していこうと思います。
それを掲げて自分がどうやって生きていけるのか、まあ生きていけるかもわからないけどもどうせ死ぬなら大晦日になるように帳尻を合わせて暮らしていこうと、そう思っています。今は。

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