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つらかったこと

今のお仕事を始めて3ヶ月ほど経った頃、
お客様に「どうも」と言ったことを注意された。
相手は知り合いだろうがお友達だろうが、
お客様…
それは、わかってるつもりだった。
しかし、理由はそうではなかった。

「ここは、商店街じゃない!」

一瞬凍りついた。
何も言えなかった。
私は、商店街で生まれ育った。
母もそう。
その商店街に小さなお店を開いたのは祖父母。
大袈裟かも知れないが、
そのすべてを否定されたように感じた。
それからの数時間は、涙を堪えて仕事をした。

帰ると、お仏壇の前に座っていた。

私のせいで、家族を先祖を否定された。
涙が溢れて、止まらない。
自分が情けなくて…

それから、なんとか直そうと努力した。
しばらくして、異変に気づいた。
地肌が見えるくらいに後頭部の髪が無くなっていた。
ストレスが原因であれば、
その問題が解決すればまた元に戻る、と経験済み。

気を楽に、
私の家は商店街、
母も祖父母も私の家族、
あんたの家族じゃない。

これは、私のお仕事というだけ、

ONとOFFをハッキリさせよう。

いろんなことを気楽に考えながら、
頑張らずに適当にやってみた。

少しずつ改善、
それからは速かった。

しなきゃ、やらなきゃ、こうすべき、
と思いながらやってもダメなんだなぁ、と実感した。

どんな環境で育って来たかは、だれもわからない。
そこを否定して、人を指導するのは如何なものか。

言い方が悪いのであれば、
なぜ、悪いのか、
では、どういう言い方が適切なのか、
私は、そう教えていきたい。

甘いかな…

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