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永遠の疎外感2024(人生は楽しいゲームだよ~)

2024年現在、私の知るかぎりジャニーズのイケメンで二人、「二次元美少女が好き!」と公言している人がいる。
どちらかの自室の写真がテレビで映し出され、美少女フィギュアがたくさん飾ってあった。

これはもう現在、ロートルジジイ妖怪人間の私としては驚くべきことである。
「時代はこうも変わるのか」
と思ったのだ。

80年代、「二次元美少女が好き」ということは、ほとんどそういう発言をする若者の人生を決定づけると言っても良かった。
「エヴァが好き」くらいから言ってもいいことになったんじゃないですかね。
となると、90年代後半から2000年代以降くらいからか。

しかしサブカル的な人気のあるミュージシャンにはアニメやマンガが好きだと公言している人も、80~90年代には存在した(ただし、80年代はテレビやラジオ番組のMC側にそれを受けられる人がいなかった)。

有名なのはみうらじゅんがゴジラ好きとか、そういうことだろう。

もっとも「特撮やアニメとサブカル」という話になると、またメンドクサイことになる。
90年代後半か2000年代に、とあるミュージシャンが「テックス・アヴェリーが好きでビデオを買ってはよく観ている」と雑誌のエッセイに書いていたが、「最近はアニメにハマってるんだよね」と言うと「あぁ~『くりぃむレモン』みたいなやつですか」と誤解されると書いていた。

ここではいかにもヴィレバン的な「カートゥーンはオシャレだけど、くりぃむレモンはくそださいし気持ち悪い」という価値基準になっているのは明白だろう。

しかしだからといって、身体にボロ切れを巻き付け、フレームのひん曲がった銀縁メガネをナナメにかけた、太ったキモヲタ男が、
「やっぱりエロアニメですよね、エロアニメこそが世界を救うんでござるよ、ぐぇっへへへ」
とか言ってきたら、私も返答に困るのである。

しかしだれだよ、
「身体にボロ切れを巻き付け、フレームのひん曲がった銀縁メガネをナナメにかけた、キモヲタ太った男」
って。

ぜひドラマ化してほしい。

おしまい

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