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【新田の本屋(ホンネ)#2】戮力協心(りくりょくきょうしん)

こんにちは。新3年副キャプテンの中屋晴翔です。
書き始めるにあたって、最初に言いたいことがあります。正直この題名は少し格好つけちゃいました。たまたま知っていた四字熟語がこの文章に合うかなって思い、つい。意味は「力を合わせて一致団結して物事に取り組む」という意味です。
キャプテンの森くんが素晴らしい文章を書いていて、もの凄いプレッシャーを感じながら書きました。
拙い文章ですが最後まで読んでいただけると幸いです。

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1.今年のチームにおいての自分の役割

 まず、今年の新田高校サッカー部はキャプテン1人、副キャプテン4人の5人がチームの中心となって活動します。部員が100人を超えるこのチームの中で副キャプテンとして自分が何をすべきかをこのブログをきっかけに考えてみようと思いました。
 昨シーズンは、結果も残し、チームをまとめられる偉大すぎる先輩がいて、ピッチ上ではついて行くだけで精一杯でした。また、ピッチ外では同じピッチ場にいたいとは思えないような楽しい雰囲気作りまで出来る3年生がいました。
 そして、今シーズンから私自身がまとめる側になり、私が出来ることは何かと考えた結果、”目立たなくていいからチームのためになることをやり続けよう”という自分の中の抱負が出来ました。私は人に物を言えるほど自信や実力がある訳ではないし、部員100人の前で的確な指示を出せる力がある訳でもありません。それでも先生から頂いた副キャプテンという立場を理解し、少しでもチームの力になることを目立たなくていいからコツコツやっていこうと考えました。

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2.仲間への敬意

 残り1年間、新田で過ごしていく中で、学年やチームでの立場・キャラがなんとなく確立してきました。先頭を走り背中で見せる人もいれば、自分の役割を丁寧にこなす人、下級生の愚痴を吐く人、それを聞く人もいます。みんな自分の役割をなんとなく感じ取り、その1つ1つがチームとしてかかせない存在となっています。目に見えるものや見えないもの、大人数に影響するものや小人数に影響していくもの、その量には違いがあるけど、みんなの役割に上下や大小、偉い偉くないなんてもの一切ありません。でも、それぞれが一生懸命になり誇りを持てば持つほど、「自分はこんなに努力してるのに」「なんであいつは」という感情が芽生え、いつしか悪い部分だけに目がいくようになってしまいます。だから、そんな時は、「仲間の状態を知りに行ってほしいです。何をしてくれているのか、何を想い、どう行動しているのか。そして、どんな状態なのか。」上辺だけの関係でダメな組織のままで終わることはしたくありません。でも、きつい時はきつい、できないことはできない、そんな弱音やカッコ悪い点を共有することで、それぞれの役割をちゃんとみることができるんじゃないかと思います。「あいつは頑張っている」と、なんとなく想って終わるのではなく、それぞれが互いに感じ合う方が絶対に良いです。
 そうやって、仲間を信じてリスペクトしていきたいし、皆にもして欲しいです。

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3.ラスト1年

 優勝して欲しかった。もっと一緒にサッカーをしたかった。済美に負け涙する3年生を見た時にそう思いました。自分はベンチにいて何も出来ず、目の前の光景をただ眺めているだけでした。
3年生がいなくなると思うと寂しくなりました。
 チームのためにピッチ内外で奔走する姿、何か嫌なことがあって落ち込んでいる部員もネタにして明るい雰囲気にもっていく姿、時には私をいじってくれる姿。
そのどれもがかっこよくて、何度も助けられました。
送別試合も行けなかったのでこの場を借りて、3年生への感謝を伝えさせてください。
ありがとうございました。

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 そして、早いもので自分自身あっという間に高校生活ラスト1年を迎えました。かっこよかった、憧れた、あの3年生になろうとする日が近づいています。今年の新田の目標の1つに、「総体、選手権2冠」があります。
 これは私の中で1番達成したい目標で、このご時世ということもあって、中々両親や支えてくれた方々に自分のプレーしている姿を見せられていない中、この大きな2つの大会は何としても全国に繋ぎ、地元(千葉)にいる皆にプレーを見せたいという思いがあります。
 しかし、これを達成するためには、私自身もまだまだ力不足で、そして、私だけの力では何も成し遂げられません。
 だからこそ、キャプテン、副キャプテンを信じてついてきて欲しいし、全員が目標達成に向け力を合わせて努力していきたいです。
 泣いても笑ってもラスト1年、本気で楽しんでいこうと思います!

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