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オノマトペよ静かに流れよ

今日は娘と「そのまま擬態語にできる動詞」について話していました。

説明が面倒なので、いきなり例を挙げます。

○できるやつ
・なでる→「なでなで」
・こねる→「こねこね」

✕できないやつ
・歩く→「あるある」…?
・踊る→「おどおど」…?

伝わりましたでしょうか。
「~~する」の「~~」を繰り返して「~~~~」としたときに
擬態語として使うことが「できる」語とそうじゃない語があるの何なの。
っていう話です。

「できる」かどうかっていうのは完全に我々だけでジャッジしていて、別に何かで調べたりしてるわけではないです。
これは「できる」?っていう語を思いついたら、
「何かのキャラクターが、その動作をしている漫画の一コマを想像して、
 そこに書き文字でその語を当てはめて違和感がなかったらセーフ」
という、勘と経験だけが頼りのストロングスタイルで。

とりあえず「できる」やつを見つけたらメモにしていきます。

→なでる、こねる、拭く、握る、もむ
(編集中。他に思いついたら足します)

「できない」やつはいっぱいあるので列挙しません。

「できてるかどうか微妙」なやつも、こうなるとちょっとずつ集まってくる。

→蹴る「けりけり」
→踏む「ふみふみ」
(なんか…猫エッセイ漫画とかだったら使ってそう)

→つつく「つんつん」
→光る「ぴかぴか」
(この辺はややこしそう。なので保留)

現状、メモに溜まった「できる」やつは、

→なでる、こねる、拭く、握る、もむ

何故か「手というか手のひらを使って何かにはたらきかける動作」ばかりですね。
そういうものなんでしょうか、はたまた我々の語彙力の問題でしょうか。

あと、さっき「けりけり」「ふみふみ」について「猫エッセイ漫画とかだったら」って書いてるときに思っちゃったんですが、
「できる」やつのほうは、なんかこう、
非常に、エロ漫画の気配がしませんか?

拭く、は床とか机を拭いてるイメージで「ふきふき」って言ってみて「できる」認定したんですが…
「ふきふき 擬態語」で検索すると、pixiv百科事典でR-18と明記された解説が出てくるよ。

「ふきふき」
https://dic.pixiv.net/a/ふきふき

何これどういうことなのこれ。
動詞をそのまま擬態語にしちゃう技は、いつごろからどういう場で誰が使いはじめたんですか。
もしかしてエロ漫画なんですか。エロスを盛り上げるために動詞が擬態語化されてきたという、そういう話なんですか。

ええー、娘と続けづらい流れになっちゃったなこの話題…
この後は独自に「できる」やつを集め、考察を進めたいと思います。

他に今日話したのは、イオンのエスカレーターで流れてる事故防止のための放送のこと。
「エスカレーターをご利用中の、お坊ちゃん。お嬢ちゃん。」
っていう呼びかけから入ってるんですが、注意喚起の対象は広いほうがいいんじゃない? ってことで
「エスカレーターをご利用中の、お坊ちゃん。お嬢ちゃん…」
「大人たち、お年寄り、犬、猫、魚に昆虫…」
「植物、プランクトン、空気中の何か…」
「命ある者、命失いし者…」
「またその〈狭間〉に在るもの…」
などを検討していました。多様性に配慮するあまり異界に足を踏み入れてた。

相変わらずの毎日で、特に目的のないドライブにしょっちゅう出かけてます。雪が降ってもか? 雪が降ってもだ。
娘は得意なことと苦手なことの差が大きいという。療育センターのお医者さんが「僕でも見たことないレベルで」と言ってたな。
言葉の遊びは得意なことらしくて、よく今回みたいな話をしながら広域農道とかを走り抜けています。

前にも書いたかもしれないけど、母親であるわたし自身もそういう差の大きいタイプに当てはまってると思う。たまたま、見つからなかっただけ。見つからなかったのは問題化しなかったというだけ。問題化しないように家庭で訓練を施されていただけ、自分の考えを語らないようにするとかじっと座って動かないとか、そういうの、表面的なことを。

でもって今になって娘とできる遊びが、走る車の中で言葉を延々いじってげらげら笑ってるっていうね。
落差の大きい者どうしで得意なことだけし続けてこのままどうなっていくんだ、落差の大きい特性を煮詰めたような何かが出来てしまうだけではないのか。

とは思うんですが、
まあたぶんどうしようもないですね。

いま私には言葉しかたわむれるものがないのだ!

ってハンバートが第一部のわりと最初のほうで言ってた。guilty of killing quiltyのとこは旧訳のほうがいいと思うの。ずっとそんな感じよ。ではまた

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