【調剤薬局の新人さんへの事前準備】

春ですね。新卒さんや新人さんが入ってくる時期です。毎日忙しいわが店舗にも新人さんがやってきます。今回はそんな新人さんを向かえる先輩として事前に実行していることを文章にしてみました。(H30年4月現在進行形です)

さて、新人さんは実務実習を経験して来たと言っても、1年以上振りの医療現場です。覚えているようで覚えていない、そんな経験私にもあります。もしかしたら、入社した会社が実習先と同じ会社かもしれない。でも同じ店舗とは限りませんよね。店舗が違うと細かなルールは違うし、分包機などの機械も操作方法も違うかもしれません。

そこで新人さんへの事前準備として、先輩が出来ることは何だろうかと考えてみました。

ズバリ!○○店限定の内規!です

会社全体の調剤、鑑査、服薬指導、会計のマニュアルや内規はあるかもしれません。でも店舗内の細かいルールは、直接先輩から聞かないと分かりませんよね?ここの部分聞きたいけれど、先輩が鑑査に集中していて声がかけられないなんて経験ありませんか?

そこで!

過去に自分が先輩方に聞いてきた、疑問に思ったことは、恐らく新人さんも通る道かもしれません。自分の経験を基にして、

あらかじめ予測されることを文字化してしまい「○○店限定内規」を作ってしまいませんか?

あなたが鑑査や服薬指導に忙しいとき、読んでおいてもらえば、あなたの手が離せるまで新人さんが出来るところまで、仕事をしてもらえるかもしれない

また、新人さんがここまで分かるけれど、そこから先が分からないと新人さんの理解度が分かるかもしれないお互いにコミュニケーションを図るチャンスになるかもしれません。

では、実際に私が行ったことを並べてみます

内規の見直し

会社全体の内規から薬局単位の内規へ落とし込み

自分がその店舗や会社に入ってきて分からなかったことをまとめる(参考になるのが、自分の過去のメモ書き)

店舗ルールを見直す

店舗の展示物を見直す?もしくは、新人と一緒にチェックしていく方法もあり


少しだけ細かく見ていきますたとえば、

ピッキングのルール

店舗内で使われている用語

棚の場所

予製の種類

予製の作り方

分包機のスイッチの入れかた

分包の印字フォーマットの操作方法

PCの電源の入れかた

レセコンのスイッチの入れかた

朝一番にやること

帰る前にやること

手が空いている時にやっておくと、みんなが助かること

これだと医療現場に来た意味が無いじゃないか!と新人さんが怒ってしまうかもしれない。確かに、調剤薬局は患者さんと触れる医療現場です.

しかし、その前に1つのお店なのです。まずは薬を作る、用意する動きに慣れておかないと辛くなってしまうことを伝えていけたらいいじゃないかな

それでもやっぱり新人さんが

「せっかく国家試験を通ったのに!!」

と思いを抱く気持ちは痛いほど実感出来ますだから!

そのために、

まず我々が効率化出来ることは、先手を打ってしまおう!例えば、今回の内容だと、これから伝える内容を文章や文字で先に作成してしまおう!

そして、残りの時間をせっかく6年間学んで出会えた新人さんの知識や思考を生かす時間にしていかないと勿体無いじゃないと思いませんか?

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