年末のご挨拶【NITROID】と小話「未来を切りひらけ」
今年は5月にNITROIDを始動させていただきましたが始動以降たくさんの方々に応援、ご支援いただき感謝が尽きない年となりました。
本当にありがとうございます。
NITROIDは@nanochan_nftと共に始めたNFTアートですが、「絵を描くのが好き」からはじまり展示会への出展、販売させていただけているのは皆様のサポートがあったからだと思っております。
小話「未来を切りひらけ」
皆様はNITROIDのコンセプトをご覧いただたいたことはありますでしょうか。
NITROIDを知っている方はside storyで展示会やコラボ、季節作品などでポップな作品を見て知っている方も多いと思いますが、メイン作品はシンプルなどこかメッセージ性を感じる作品が多くあります。
未来に向かって明るく進んでいるようにも見えますし、どこか不安を抱えているような姿に見えたり見る人によって異なったメッセージを受け取れる作品があると思います。
コンセプトの主軸としては「私たちの現実と今」が描かれていて、どれだけ前を向いて明るく進んでもうまくいかない現実、そしてその中での出会い、結束、崩壊、破壊、理不尽、再生、あらゆる現実とその報われない未来、革命心など多数の感情が表現されてメッセージとして込められています。
「世の中は理不尽だ」
私はインターネットではさまざまな活動を行なっていて現在は正体不明の少し博識の人と認知されることが多いですが、どちらかといえば努力期間が長く報われない人の方に属されると思っています。
社会のレールに沿って社会人になりましたが、あまりお給料のよくない会社で生活がとても困難で副業として実家から持ち出したパソコン一台でクラウドソーシングを始めました。
当時は本当にお金に困っていてお昼も食べずに携帯電話でクラウドソーシングの案件に片っ端から申し込んでいたのですが、プログラミングやデザインの作成などやったことがないことでもなんでも応募して当選したら案件を納品するために一生懸命勉強してなんとか生きてました。
世の中の理不尽さはその当時から感じていて、同期の少し能力がある人間は初任給で旅行にいったり親孝行をしたり自分にとって羨ましいものを買ったり生活をしていて、同じように生きてきて同じ学校を出たはずなのに幸せそうな人がたくさんいて、その現実をとても受け止められませんでした。
その中で世間を妬み、世界を恨んで、社会に逆襲してやろうと思っていた私は朝に浮かぶ日をみるまで毎日没頭して自分のできることをしていたと思います。
「理不尽と不合理こそが未来であり文明」
3年ほど経て安定したあとに、普通に生活ができる資金を手元に気づいたらあらゆる人脈を失っていることに気づきました。
普通の話をする友人も相談相手もいなくなり、完全な孤立を経験しました。
行き着く先で満足に出会えず振り回され、未来を切り開いたと思えば別の扉を空けているような虚無感。当初は息が止まるくらい苦しい思いをしました。
その影響で仕事をする気も起きなくなり毎日答えのない問いを解くような日々を繰り返していたところひとつの気づきを得ました。
「理不尽や不合理が悪いわけではなく、それこそが未来であり文明であるんだ」と。
一部のお金で困っていたりお金を稼ぎたい人がクラウドソーシングというプラットフォームを利用し、その需要に応じてプラットフォームが増える。そしてその活動の中から新たなサービスが生まれて世界が発展していく。
人の困窮や人の不便からそれを解決するものが生まれてその生まれたものが世界を変えていく。これが自然の摂理なんだと。
確かな理不尽だし、不合理な世の中だけどなぜかその日は自分が世界のなにかを動かしている気持ちになっていた記憶があります。
「走り出せ、足を持ち上げて」
結局のところ誰もが夢みて理想の未来を追い求めてますが、実際の現実は私たちでは理解がしきれないたくさんの理不尽と不合理が世界や未来を成長させ続けています。
だから気持ちが折れて後ろ向きになってもその後ろ向きな気持ちがあるからこそ、それを解決するために人や社会が変わっていくし、自分が誰かの、世界を変えていることを認識して胸を張っていて欲しいと思っています。
私はNITROIDのサポートとしてですが、いろいろな体験からどこかの誰かの心に一歩を踏み出すメッセージを込めてアートを通して世界を変えていけたら嬉しいなと思っています。
来年もより多くの感動と体験をお届けできるように努力しますので何卒よろしくお願いいたします。
■nanochan Twitter
■NITROID RESISTANCE(Open Sea)
https://opensea.io/collection/nitroid-resistance
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？