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因数分解と仮説・検証の重要さ

 こんにちは。佐賀県でキャラクターショーや子供向けのイベントを手掛けています崖っぷちの会社、株式会社サニムの小松一俊です。

 さて、今日は因数分解と仮説・検証の重要さというテーマで話していこうと思います。因数分解については数学の用語としてはご存知かと思いますが、こいう言い方をしてしまうと意味不明なので、少し説明させてもらうと、西野亮廣エンタメ研究所というオンラインサロンで西野さんが使用されている言葉です。パクリです。

 どういう意味かというと、物事を1つ1つの要素に分解し、それぞれの要素について考えていくという意味で使用しています。

 例えば、株式会社サニムはキャラクターショーの制作代理店なので、年間を通じて一番キャラクターショーの販売と実施をしていることが多いんですが、ある住宅展示場で仮面ライダーショーを実施した際、集客が良くなかった場合、なぜ良くなかったのか?を細分化して考えます。もちろん、株式会社サニムは主催者から受注をしてイベントを実施しているので、主催者にしか分からない要素もあり、わかる範囲でしか細分化して考えることはできません。

 わかる要素だけ細分化して考えても①告知方法 ②日程 ③実施場所 ④実施時間 ⑤参加方法 ⑥TVシリーズの視聴率(人気度) などなど。めちゃめちゃ細かい項目で考えることができます。何度も、何度もそうやって考えていると検証が必要な項目とそうでない項目っていうのもわかってきます。検証項目の追加や削除はありますが、色々な要素を1つ1つ考えて○×を考えます。

 発注をいただいている立場で発言するのも大変失礼なんですが、キャラクターショーの集客が良くない時の理由は大きく分けて3つしかありません。

①告知が弱い ②強豪が多い(周辺エリアで他のイベントが多く開催している) ③TV番組の視聴率(人気度)が悪い

これに関して、皆さんが驚かれる話が2つあります。
 1つ目は、告知が弱いということがわかっても多くのイベント主催者は次回以降、告知を強化することはほとんどありません。
 2つ目は、強豪が多い、つまり周辺エリアで他イベントが多く開催されるという情報を事前に取得する努力をされているケースは稀です。

 つまり、キャラクターショーの集客に関して考えると、多くのイベントでは実施されたキャラクターショーのTV番組の視聴率や人気以外に左右されるし、それ以外の要素もいくつかあるけど、キャラクターショーのTV番組の視聴率や人気以外の要素について考え、対策をされることはほぼないということです。言い換えると、キャラクターショーのTV番組の視聴率や人気はコントロールできない要素で、それ以外のコントロール可能な要素については考えないので、キャラクターショーの集客はギャンブルと同じです。

 これまでの諸先輩方が検証した結果でそうなっているのかも知れませんが、皆さんの周りで考えてもらってもわかると思います。ショッピングセンター、住宅展示場、町のお祭りなどのイベントはクリスマス、餅つき、バレンタインデーなどの季節催事を除いて、GW、シルバーウィーク、連休など基本的には、決まった時しか実施されないですよね?
 「言い方!」と突っ込まれるかもしれませんね。どういうことかというと、連休など人の動くタイミングでイベントを仕掛けて集客を狙うのは当然でしょう?ということを言われるということですが、果たして、本当に大きく人が動く連休じゃなければ、近所のショッピングセンターや住宅展示場に行かないでしょうか?また、連休のタイミングでイベントをしていないと近所のショッピングセンターや住宅展示場へ出かけてもがっかりするでしょうか?

 要するに、常に因数分解と仮説を立てて行動を起こして、結果を検証しているか?という点について、今のイベント業界は行政よりも前例主義で、これまでそうだからと、周りがそうだからでイベントの実施日時と実施内容を決めているケースが多いということです。

 株式会社サニムがイベント会社、特にキャラクターショー制作代理店という立場があるので、その方向からの話を例え話にしましたが、おそらく、どんな問題も因数分解と仮説・検証がとても大事という話です。

 また別の話で仮説・検証を行う場合、インプットされている情報がどれくらいあるかで考える量と質が変わってくるので、インプットされている情報量が多い人ほど、質の高い次のステップへ向かう仮説が大量に出てくると思います。

 別の例だと、現在、株式会社サニムではSNSや社員全員のポッドキャストの配信など色々な挑戦をしているんですが、なかなかフォロワーも伸びず苦戦しています。もちろん僕自身のブログやポッドキャストも同じ状況です。
 次回の会議のタイミングで話そうと思っていますが、理由は簡単です。

①発信量が圧倒的に少ない
②情報のクオリティが低い(ペルソナ設定などがない)
③我ごとで実行していない

 低迷の主な原因は以上の3つです。
 この理由で低迷するだろうなという、僕のSNS事業をスタートさせる際の仮説にドンピシャでハマっていて、予想通りの結果です。体感してもらい、自分たちがこの理由で低迷しているというところにたどり着いて欲しかったので最初から指摘せずに放置しました。
 というように、僕ら程度では全く新しい何かをスタートさせることは実力的にできないので、誰かの真似から始めることになります。そんな状況にあっても、何かをスタートする際にスタート前に成功した人、失敗した人の要因を細分化して考え、成功要因、失敗要因に仮説を立て、自ら実施し検証する。また自らの行動も細分化し仮説・検証を行うというのは誰も実行しないものです。

 これはとても簡単なことです。もちろん高レベルで実行するという意味では難しいものですが、因数分解と仮説・検証を行うという意味ではとても簡単なことです。やるかやらないかの問題です。
 次回会議でというか、年内にこれまでの反省をし、2021年中には結果を出したいと思います。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。もし興味があれば株式会社サニムのFacebook、Instagram、TwitterなどSNSや社員全員で話しているポッドキャストもありますので検索してみてください。
 今後ともよろしくお願いします。

いただいたサポートだけが僕のお小遣いです。ジリ貧(死語)