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長時間労働NG路線の危うさ

 こんにちは。佐賀県でキャラクターショーや子供向けのイベントを手掛けています崖っぷちの会社、株式会社サニムの小松一俊です。

 さて、今日は長時間労働NG路線の危うさというテーマで話していこうと思います。は?何を言ってるんだ?という感じだと思います。
 まず、僕個人の話をさせていただきます。新卒で入ったマンションデベロッパーはデベロッパーとは名ばかりのマンションの販売会社でした。加えて、個人情報保護法なんてなかった時代なので(あったかもしれません。。)マンションを電話と飛び込み営業で販売していました。あり得ませんね。。その辺りのブラック企業話を始めるとテーマと大きくそれちゃうので話を戻しますが、まぁ、ここでのストレスが僕個人としてはめちゃめちゃ大きく、今後の人生においてのストレス耐性が極端に高くなった要因だと考えています。
 最初の会社は朝8:30〜夜20:00くらいの勤務時間でした。時間的には大したことはないのですが、訪問販売でメンタルがかなりやられましたし、電話営業いわゆるテレアポが続いたときには朝電車を待っていると「トゥルルル」と音が聞こえる程度には病んでたと思います。
 以降、僕の転職人生での業務時間はおおよそ朝9:00〜夜23:00が基本で、遅いときには始発で帰ることも普通にありました。
 今では笑い話のネタにするんですが、当時僕の部署はあるビルの6階にあり、それ以外の部署が全て5階にあるちょっと特殊な状況にありました。6階は独自に施錠するんですが、鍵は5階に保管していました。なので6階を閉めた後、5階に寄って鍵を返却し帰宅します。また全体の最後の1人だった場合は5階も閉めてビルにある鍵管理の場所へ5階の鍵を保管するという段取りになります。ある日6階を閉め、いつも通り5階に鍵を返却に行く際、「流石にもう残っていても1〜2人かな?」と午前2時を過ぎようかとしている時計を見て思いました。結果「帰りにくい!」そう、5階のメンバーは全員仕事中でした。

 昔はという、昔自慢がしたいわけではないのですが、仕事の成果を考える場合の1つの考え方として「技量×時間=成果」というのは絶対にあると僕は考えています。
 つまり、今最前線で戦っている世代30〜50代くらいのいわゆる「できる人」は仕事も早く、効率もよく、よく働き、よく遊び、よく寝るなんて人が結構いると思います。でも彼らは最初からそこにたどり着いたのではなく、レベルアップしてそこにたどり着いたと思います。
 レベルアップ。つまり技量を上げるための時期があったということです。今、色々なことが平等にされ、戦いの場も、チャンスもある程度平等になってきたと思います。そのとき、やっぱり最前線にいる「できる人」戦うことも同時に増えると思います。そしてそこで勝たなければならない時もあると思います。では、自分の成果>「できる人」の成果とし、勝つためにはどこで差をつけるかというとやっぱり「時間」で差をつけるのが一番簡単だと思います。

 でも、国の施策や世間の常識が長時間労働を禁止し、労働基準法を強制的に遵守させて、守らない企業や人を晒し、吊し上げる世の中になったので、ここで差をつけるのは難しい。というかできない。
 それって、本当に幸せなんでしょうか?

 家庭を大事に家族と一緒にいる時間を長くとか、趣味を中心にした人生を送りたいとか、仲間と一緒に何かをするのが最も充実した時間の使い方とか、そういう人にとってはとてもいいことだと思います。

 が、成り上がってやるとか、40歳までにめちゃめちゃ働いて大金持ちになって後はその資金をもとに遊んで暮らすのが目標とかっていう、ギラギラした感じの人にはいいことなんだろうか?と思います。GAFAとかの世界をリードする企業は日本よりも整った労働環境の国に本社を置く会社ですが、彼らも同様に長時間労働をしていないんでしょうか?

 あくまで、個人的な考え方であり、僕らの会社、株式会社サニムでは長時間労働を良しとしていません。
 でも、その個人的には人生のうち1度は長時間労働を体験し、乗り越え、乗り越えた先の達成感も感じて、加速度的(指数関数的)にレベルアップする時期を作った方が良いと思っていますし、そう考えている人も一緒に長時間労働=悪という価値観で括らないで欲しいと考えています。

 本日の結論、長時間労働=悪という考えを一律的に押し付けるのはダメだと思う。長時間労働の後には健康チェックという別の観点でのフォローを入れつつ、個人の裁量で労働条件を決定できる環境づくりが大事だと思います。この考え方で僕はいますので、サニム内でも業務内容について「やった?」「やってない?」「やってね」という会話はありますが、テレワーク中も今日は何時から何時まで働いたという確認や、そもそも今日働いているかどうかのチェックもしていません。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。もし興味があれば株式会社サニムのFacebook、Instagram、TwitterなどSNSや社員全員で話しているポッドキャストもありますので検索してみてください。
 今後ともよろしくお願いします。

いただいたサポートだけが僕のお小遣いです。ジリ貧(死語)