俺が思う作曲についての話

作曲と聞くと、かなり難しい物のように感じる人も多いかもしれない。
リズム、メロディ。音階?和音?
さて問題です。
音楽に絶対的に必要な物とは何でしょうか。



答えは"音を楽しむ心"です。

「ハァ?」と思った方も居るでしょう。
まぁ落ち着いて。
それをこれから解説しましょう。


まず始めに、ここに一つ、曲があったとしましょう。
何でも構いません、どうせこれから解体されますから。

では手始めに、その"曲"から、音階を抜いて見ましょう。
そうですね、適当に太鼓の音にでもしてみましょうか。
確かに、原型は無くなりました。
が、見方によってはこれも音楽といえるでしょう。
元々和太鼓の曲に音階なんて物はありません。
あるとすれば"ドン"と"カッ"くらいなもんでしょう。
仮に"ドン"だけだったとしても、そこそこ音楽らしくは聞こえるものです。

では、必要なのはリズムでしょうか?

では先程の曲を元の形に戻して。
次に、リズムを取り払ってみましょう。
全て4分音符にでもしてみましょうか。
さてどうでしょう、確かに面白味は無いかもしれません。
しかしそれは、元の"曲"を知っているからこそ感じるもの。
音階が存在するならば、曲としての形を成すのにリズムなど必要は無いのです。
カエルの歌などで例えれば簡単。全て4分音符でもおおよそ問題がない。

では、どちらかが必要なのか?

では…もう曲は必要ありませんね。忘れていいですよそんなもの。
では、太鼓…それすら上等品だ。手拍子でいい。
その辺の時計の針にでも合わせて手を叩いてみてください。
あぁ、これが所謂BPM…テンポ60の早さで4分音符を打っている状態です。
これ、意外と知らない人多いんですよ。

悪かったですよ、そんなに怒らないでくださいな。

さてまぁ、そんな手を叩く音が響き渡るわけですが、これを音楽と言えるでしょうか?
答えはYES。私は存外嫌いではない。
あなたはどうか知りませんけど。ふふふ。

とまぁ、ここまででなんとなく分かったかもしれませんが、ここで最初に述べた結論の通り。

音楽に必要なのは"音を楽しむ心"であり、リズムや音階など、そんな高度な技術ではないのです。

最近のPOPだとかEDMだとかを見て"作曲"と考えていると、そりゃあ作曲という物に対するハードルは高くなります。
しかし、ただ曲を作るだけならなんてことはないのです。

簡単な物から、少しずつ少しずつ、新しい作り方を取り入れていく事で、あなたの音楽は形を成していくのです。
まぁ、絵でも文でも、何でもかんでも同じことが言えるんですけども。


ここまでこんな説明をしても尚"でもぉ…いやぁ…"と思う方が居るのであれば、試しに「ド とド# だけで曲作ってみた」っていうやつを聞いてみてください。
あれすごいんですよほんと。

以上、音楽についての持論でした。
お後がよろしいようで。

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