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みちびき🛰を利用した実証事業を行いました

ご覧いただきありがとうございます!
広島商船高専 海洋空間利用工学研究室メンバー(専攻科生)です

少し遅くなっていしまいましたが、
今回は「2022年度みちびきを利用した実証事業」についてご紹介させていただきます
広島商船高専では、「みちびきを活用した自律航行船・ドローン間協調制御の物流網への適用」が2022年度高専・大学枠として採択され、2022年11月に実証実験を行いました

みちびきってなんですか?

みちびき(準天頂衛星システム、QZSS)とは、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システムのことです
衛星測位システムは、皆さんもおなじみのGPSのことで、衛星からの電波によって位置情報を計算するシステムです
GPSは米国、日本版GPSがみちびきです
みちびきはGPSを補い、より高精度で安定した衛星測位サービスを提供してくれます
▼みちびきについてより詳しく学びたい方はこちら

みちびきを使ってなにをするの?

この実証事業の目的は、自律航行小型船舶と空中ドローンの荷物の受け渡しをみちびきを用いて、洋上で確実に受け渡しができる技術を開発することです
この提案により、配送サービスの社会課題である担い手不足、高齢化、渋滞など重大な社会課題を解決することができます
また、水上と空のロボット(自律航行船、ドローン)を物流網へ接続する技術開発であり、物流における水圏・空圏を最大限活用することが可能になります

今回の実証事業では、ドローンと協調制御できる自律航行船を用いた配送の実証をEightKnotさん、自律航行船と協調制御できるドローンを用いた配送サービスの実証をAERONEXTさんが担当しています

実証実験に向けて準備を

ドローンが発着するためのドローンポートを作製し、自律航行船(EightKnotⅠ)の船尾部分に取り付けました
エイトノットさんや先生たちと相談をしながら完成させることができました

ドローンポートの取付作業
作業を行う学生
完成したドローンポート

実験

広島商船の桟橋から少し離れた箱島の沖合で、荷物積載状態のドローンをEightKnotⅠから飛ばし、自律航行船にあわせてドローンが動き着陸するまでの実験を行いました
ドローンが自律航行船に合わせて動いたり、風や船体動揺など障害がありながらも無事に着地する瞬間は圧巻でした

船上での作業風景
今回使用したドローン

お読みいただきありがとうございました
次回記事もぜひご覧ください😌

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